ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE

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  • 2011年02月03日(木)

    今日は昨日の告知通り、
    2月5日のシープシングルライダース発売と同時に用意してあると言ったニュースのご紹介です。

    昨年の第1弾発売時から問い合わせの多かった、ダブルライダースが完成しました。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE AD-02 HORSEHIDE DOUBLE RIDERS JACKET
    Dark Blue Size 34, 36, 38, 40. 


    形はもはやこのジャンルに詳しくない人でも1度はどこかで見たことがあるであろう、
    イギリスの伝統的なデザインのダブルライダースです。
    60年代から70年代のイギリスでも、LEWISやHIGHWAYMANを始め、
    BELSTAFFやKETT,CHAMPION/RIVETTS等、
    古着市場ではノーブランドと言われているメーカーまで、
    当時のほとんど全てのメーカーがこのデザインのジャケットを作っていました。
    当時も複数のメーカーが似たデザインを作っていることが多くあったのですが、
    このデザインは他のジャケットに比べ最も多くのメーカーから発売されていました。
    今回これだけポピュラーなデザインのジャケットを製作するにあたって、
    どのように更に良いものに仕上げていくかが大きな課題でした。
    個人的にはこれだけ完成したデザインの物に、
    いきなり取って付けたようなディティールは付けたくないという思いがあります。
    昨日のジッパーのブログでも触れていますが、
    まず最初は私が今まで見てきたヴィンテージの中で惚れ込んでいる物をベースに、
    更にどれだけ完成度を高められるか、そこが目標です。
    しかし些細な部分では、ヴィンテージに詳しい人がよーく見ると、
    いくつかのオリジナルジャケットのディティールが混ざっていることも分かると思います。

    実は当初、このジャケットを完成させるのにこれだけ長い時間がかかるとは思っていませんでした。
    既に完成しているシングルジャケットに比べ、
    ポケットの数や総パーツ数が多いので複雑だとは思っていましたが、
    今までの扱ってきたヴィンテージのデータや所有しているサンプルを見れば普通にできるかな、と甘い考えでした。

    そして最初に作成したサンプルはまぁ悪くはないけど…..という程度。
    まさかこれで発売するわけにはいかず、そこから革を変えて再オーダー、
    型紙もほぼ一から引き直し、しばらくしてセカンドサンプルが完成しました。
    狙い通りセカンドサンプルで随分良くなり、既に十分発売しても良い程度まで仕上がりました。

    多分これで発売しても売れたと思います。
    しかし数日間ジャケットを眺めていると、このままでも良い出来だけど良質のヴィンテージに負けないと言えるか? 
    というと、まだ弱いというのは私が一番良くわかります。
    既に2度作っているのでそれを認めたくないけれど、もう1回作り直せばもっと良くなる。 
    これを実感している以上、作り直さないわけにはいきません。
    そこで更に革を微調整するように再々オーダーし、
    型紙も少しの変更のつもりが色々試したいこともあり結局ほとんど引き直し。
    ジッパー、金具などのパーツも再加工しました。もう既に修正というより新しい型を作るのと同じ作業です。

    それで最終的に仕上がったジャケットが上の写真のジャケットです。
    最終的には更に微調整しますが、それは説明されなければわからない部分です。
    縫製後更に自分たちで手を加えていますので、
    画像を見てわかるとおり最初から少し馴染んだ質感になっていますが、これはまた次回説明します。

    上で説明したとおり、当時から似たデザインで多くの物が存在するわけですが、一見同じようなデザインでも、
    ジッパーやポケットの高さや長さ、角度、ステッチの幅、襟の形等全て違うディティールを持っています。
    今まで数え切れないくらい同デザインのヴィンテージを扱ってきましたが、
    同じデザインでもバランスの異なるヴィンテージをもう1度数十着比べ、
    ディティール、シルエット、パーツ、全体のバランス全てを3度のサンプル作成によって調節し、
    完璧に仕上げた1着です。

    前回のホースシングルもそうでしたが、土曜日に発売されるシープシングルもパーツが少なくシンプルな分、
    デザインとしては見た目のインパクトが少なくダブルに比べ玄人好みだと思います。
    それはデビュー作のホースシングルを買っていただいたお客さんの顔ぶれでも改めて実感しました。
    私はそのシンプルで繊細な雰囲気と、レザーというハードな素材のバランスが非常に好きで、
    今度発売されるシープシングルも非常に気に入っています。
    しかし、多分このダブルジャケットはデザイン的にもより多くの人に良さが伝わると思っています。

    こちらのダブルライダースの発売予定は3月の中旬頃を予定しています。
    そこでまだ発売まで日にちがあることもあり、サイズは36インチのみになりますが、
    2月5日から上の写真のサンプルジャケットを展示いたします。
    途中縫製工場にサンプルを戻さなければいけませんので、
    予定では展示期間が2月5日~13日、その後は2月20日頃からまた展示できると思います。
    別注のホースハイドやシープスキンシングルとは若干違うパーツを付けますので、
    ご要望が多くても生産できる数に各サイズ限りがあります。
    実際に見てサイズが合う方は袖を通して気に入っていただければ、今回は発売前ですが予約もお受けできます。
    予約時のお支払いに関してはその際にお問い合わせください。


    来週になるとは思いますが、もう少し各パーツやディティールに寄った説明をブログでしたいと思っています。
    その前にお時間のある方はぜひ実物をご覧ください。


    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡



    2011年02月02日(水)

    昨日からの続きになりますが、ライダースを作成するにあたって、革やシルエットにこだわるのは当たり前です。
    もちろん今まで数多くの良質なヴィンテージを扱っていますので、中途半端なものは自分自身が納得できません。
    例え革も狙い通りのものが使え、シルエットもいい、
    でもジッパー等の付属品が既製品の中で何となく選んだ物になっていたらせっかく拘ったジャケットが台無しです。
    先日のリペアのブログでも書きましたが、
    ジッパーなんてどうでもいい人もいると思いますが、私はどうでもよくありません。

    そこでまずは国内外のジップメーカーの既製品を調べて、
    自分が使いたい形のものが無いか、無いなら別注できないか調べました。
    しかしヴィンテージスタイルの引き手やエンドボックスを作っているジップメーカーのデザインは、
    どれもUSヴィンテージウェアについているような形状の物ばかりです。
    そっちの物はかなり忠実にデザインベースとして使われている商品が既にたくさんありますので、
    需要もあるわけです。
    しかしこっちはUKヴィンテージ。ルイスルイスと言われるようになって随分経ちますが、
    広く見ればまだまだマイナーな存在です。
    そこで私が望む形状のジッパー3種類(フロント、ボール、袖)と、
    フロントジップのエンドボックスを作れる所は無いか探し始めたわけですが… 

    国内外のジップメーカーに聞いてみると、メーカーが所有する既成の型を使うのではなく、
    こちらからの持ち込みデザインの場合、
    消化するのに一生掛かるような数のオーダーが必要と、どのメーカーからも返事がきました。
    さすがにそれでは一千万円単位のとんでも無い金額になりますので、そこでジップの件は一度断念したわけです。
    現実を思い知らされ、その時世の中のジャケットの多くが既製品のパーツを使っている理由が分かりました。
    ジッパーに関しては、理想に近い物を作ることはできるけど、売り物としてコストを考えると作れないということです。
    それからもう1度既製品の中でなんとか希望に近いものや、
    それを加工して近づけることができないか調べましたが、やはり良い結果はでませんでした。

    しかし、どうしても私の好きなヴィンテージと同じ形状のジッパーを付けたいという思いを諦めきれず、
    しつこく色々探していたときに、
    1件できるかもしれない所を見つけましたが、話してみると担当者の反応はイマイチ….. 
    結局駄目だった他の工場と同じ展開になりかけましたが、途中私が言った一言で、一気に現実的になりました。
    ここでは内容は言えませんが、あの時途中で諦めていたら、
    今ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEを作っていなかったと思います。

    しかしそれでも生産ロットは非現実的な数でした。
    普通服を作る場合、デザインや素材から入ってそれに合う付属品を既製品から選び、
    もし合うものが無ければある程度大きいブランドならオリジナルで作成することもあります。
    しかし大体はジッパーの引き手のみ作る場合がほとんどです。最近ジーパンは多いですね。
    ライダースならフロントジッパーの引き手だけか、こだわるブランドなら袖ジップの引き手も作るかもしれません。
    引き手2種類だけなら莫大な費用にはなりませんし、
    大きいブランドなら大量に作らざるを得ないロットも一定時期で消化することができます。
    しかし私のような小さい店を一つ持っているような規模では到底消化できません。
    見積書の金額を見て躊躇してしまい別注を辞めようかとも思いましたが、
    私がジャケットを作ると決めた当初のコンセプトである、

    良質なヴィンテージジャケットに見劣りしない物が作れるのか? 
    私自身が欲しいと思える新品のジャケットが作れるのか?

    これを成し遂げるには見積書を見てビビッているわけにはいかず、
    ライダースのジッパーに払う金額ではありませんでしたが、実現させたわけです。




    フロントはイギリスで60年代~70年頃までによく使われていた引き手の形状をそのまま再現しました。
    引き手には通常メーカー名かその頭文字が入りますので、そこはもちろんADDICTです。
    フロントジップ下のエンドボックスは既にリペアブログでもご紹介済みですが、無骨なスクエアタイプです。
    当時のイギリス製ライダースには細かく分けると色々な形状のものがありますが、この形状が一番好きです。




    袖ジップは、引き手をイギリスで60年代から70年代に最も多く使われていた形にあわせ、
    文字は頭文字のAを、型抜きではなく当時と同じプリントです。



    ボールジップは似たものが既製品でもあるのですが、
    個人的に細かい形状の部分で好きになれなかったのでオリジナルで作成しました。
    色はヴィンテージでよくある、鈍く黒ずんだ質感を再現しました。

    ほとんどの人はどうでもいいと言うかもしれませんが、個人的には大満足です。
    これだけ苦労して費用も掛かったジッパーですが、そのまま売値に上乗せして価格に反映させるつもりはありません。
    金具1つまで気に入らないものは付けたくない、
    多分UKヴィンテージライダースに世界一没頭してきた、私の只のわがままです。

    現在ではブログで何度か紹介しているとおり、リペアでもオリジナルジップを使えるようになり、
    昔私自身が一消費者の立場のときに困っていた、
    ヴィンテージのリペアも完璧にできるようになり、お客さんには喜んで頂けています。


    ヴィンテージライダースに関してはプロ中のプロですし、
    新品の服を売る仕事には過去就いていましたが、服作りに関しては素人でした。
    革についても今まで見てきた物の莫大な経験はありますが、
    それは感覚の話で革のタンナーさん等に比べれば専門的な知識は当たり前ですが浅いものでした。
    それがジャケットを作るにあたって、
    色々な革業者さんやタンナーさんとお話しすることによって専門的な知識が付き、
    今までの数々のヴィンテージを見てきた経験からくるニュアンスと、
    革のなめしや仕上げ、原皮等の専門的な知識が揃い、良い物が作れるようになりました。
    縫製も知人の紹介で誰もが知っているブランドを縫っている工場を使うことができるようになり、
    シルエットを決める上で重要な、上手いパターンナーさんにも協力していただけるようになりました。
    細かい部分でサポートしてくれるスタッフにも感謝しています。
    これで狙い通りの素材、パーツ、工場、パターンナーさんやスタッフ全てが揃い、
    2年越しのADDICT CLOTHES NEW VINTAGEが始まったわけです。

    今このブログを読んで頂いている方の中には、
    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEをすごく楽しみにして頂いている方もいるかと思います。
    ただ全てが揃った今、当初のコンセプトどおりNEW VINTAGEを一番楽しみにしているのは多分私自身だと思います。
    この時点でもう既に、私の中ではADDICT CLOTHES NEW VINTAGEは成功したと言えます。
    あとは今まで私の見てきた良い物を色々な形にして、
    オリジナルヴィンテージ同様追及して紹介していきます。

    長くなりましたが、
    やっとADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの誕生までの道のりを話しをすることができましたので、
    先日のブログで発売日に用意していると言ったニュースを明日ご紹介したいと思います。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋  聡



    2011年02月01日(火)

    今日はADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの第二弾以降のジャケットに付く付属品をご紹介します。
    2年前からのことを思い出しながら書いていると、
    多分すごく長いブログになってしまうと思いますので、2日に分けて書こうと思います。
    長くて読むのが面倒だと思う方は飛ばして頂いても結構ですが、ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEには、
    たかがジッパーにも作り手の強い思いが込められていることが分かって頂けると思いますので、
    興味のある方は最後までお付き合い下さい。


    まずバックルやボタンはデビュー作のホースハイドシングルジャケットと同様の形のものになります。
    形状は同じですが、微妙に色味が違うものをいくつか用意していますので、
    ジャケットのデザインや色によって組み合わせを変えていきます。



    バックルとボタン以外でライダースのパーツといえば、革と裏地の素材を除けば後はジッパーだけです。

    年末に発売したデビュー作のホースハイドシングルライダースには、
    全てデッドストックのヴィンテージジップをつけましたが、
    やはりその部分に強く反応するのは普段からヴィンテージを着ている方達です。
    15着のうち、半分くらいはヴィンテージジャケットを何着か所有されている方々に購入していただいたと思います。
    私は新品のジャケットを作る場合、
    ヴィンテージを持っていない人達に私が感じてきた良い物の感覚を提案することはもちろん、
    オリジナルヴィンテージを着ている人たちにも認められる物を作りたいと思っていましたので、
    満足できる結果になりました。

    更に話をさかのぼってくと、2年前にはジャケット製作に向けて少しずつ動き出していて、
    丁度その頃イギリスで知人からヴィンテージジップを購入することができ、
    最初に作るジャケットにはこれをつけようと思ったことを覚えています。
    しかしそれと同時に、
    デビュー作に付けたヴィンテージジップに見劣りしない物を2作目以降に用意しなければいけなくなりました。

    そもそも私がジャケット製作を始めたのは、今まで見てきた、
    または所有している良質なヴィンテージジャケットに見劣りしない物が作れるのか?
    それとも誰も作ろうとしていないからこの世に無いのか?という疑問があったからです。
    完全に同じ物を作るのは無理なのでそれを目指すつもりはありませんが、
    上で言った良質なヴィンテージに見劣りしない物が作れるのか?
    すなわち、私自身が欲しいと思える新品のジャケットが作れるのか? というのがテーマでした。

    例えばヴィンテージジャケットは擦れたり色褪せたりで革の色や金具の色も変わっています。
    それを経年変化と言い、普通はネガティブに捉える傷や色褪せや汚れをアジと言うのです。
    傷や色褪せ、汚れがあれば見た目が新品と違うのは当たり前ですが、私の言う良質なヴィンテージは、
    デッドストックやミントコンディションのきれいな状態でも、
    今作られた新品や新古品とは違う独特の雰囲気、オーラがあります。
    それは今の革やパーツでは作ることができないのか?それとも誰もやろうとしていないからこの世に無いのか?
    この数年来の疑問を解決したいが為に、まずはビジネスではなく趣味の領域からのスタートしたのが2年前でした。

    そこからジッパー一つに紆余曲折があるのですが、ここからが長くなるので続きはまた明日書くことにします。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋 聡




    2011年01月30日(日)

    本当はADDICT CLOTHES NEW VINTAGE第2弾のご紹介の前に 、
    今回付属するジッパーやジャケット作成までの道のりを詳しくここで書きたかったのですが、
    発売まで時間があまりないので全て書け無い可能性がありますので、
    先にジャケットのご案内をさせていただきます。




    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  AD-01 SHEEPSKIN CENTER ZIP JACKET
    Black Size 34, 36, 38, 40.  

    ダブルジャケットのお問い合わせも多いのですが、次もシングルです。次の土曜日、2月5日発売です。
    形はデビュー作のホースハイドシングルジャケットと似ていますが、肩にエポレットが付き、
    ポケットはオリジナルのボールジップが付きます。
    あまりUKシングルジャケットにエポレット付きは見かけないかもしれませんが、
    私が愛用している70’sヴィンテージで同じ形があります。
    エポレットが苦手と言う方もいるかもしれませんが、結構食わず嫌いな人が多いような気がします。
    店頭にある物を見て、エポレットはないほうがいいな~、なんて言われることもあるのですが、
    私が私物を着ているときはよく、同じデザインのものが無いか?と聞かれます。
    実際着てみるとシングルはシンプルな分、
    良いアクセントになるので私はエポレットの有り無しどちらも好きです。ぜひ1度試してみてください。

    オリジナルを以前は毎日のように着ていたのですが、
    ウエスト幅が細くジップを閉めると着ずらいのが少し難点でした。
    もう少しサイズが合っている同じデザイン、革質のヴィンテージを数年探していますが、
    そこはヴィンテージなので希少モデルのマイサイズは中々見つかりません。
    そう思っているときに偶然似た質感の革を見つけたので、私物と同じ形で作成を決めました。

    革はシープスキンです。
    みなさんが想像するシープスキンがどういうものか分かりませんが、シープと言っても様々です。
    原産国によってきれいで上品な雰囲気の革もあれば、ラフで荒々しい革もあります。
    もちろんなめしや仕上げでも変わります。
    あまり認識がないと思いますが、60’s-70’sのルイスレザーやハイウェイマンはモデルにもよりますが、
    かなりの割合でシープスキンが使われています。
    ライトニングやマニラ、襟付きシングルにも多いですね。
    上で似た質感の革を見つけたといいましたが、私のエポレットシングルもシープスキンです。
    簡単に説明すると、ルイスやハイウェイマンのヴィンテージはごく稀に馬革もありますが、
    羊革(シープ)か牛革がほとんどです。
    大体はモデルか年代で別れていますが、同時期で両方存在するものもあります。

    一昔前は厚くて重いくらいの革がその逆より良いとされている風潮がありましたが、
    ここ数年で随分変わってきたと思います。
    その証拠に店で試着をされる方の多くは、厚くて重い革よりもむしろ逆を好む方が多いです。
    もちろんそれが牛革の場合もありますが、どちらかというとシープの場合が多いです。
    ある程度厚みはあっても軽量なのでストレスなく着用できるからだと思います。
    ここ数年のライダースやレザーアウターの流行で、中国製の安いレザージャケットが多く世の中に溢れていますが、
    それらは結構な確率でシープスキンが使われています。
    その為、昔に比べシープレザーがチープなイメージになっている気がしますが、
    それも上で話した通り原産国やなめしによって様々です。
    ルイスやハイウェイマン、
    その他同時期のUKヴィンテージライダースが好きな方々には気に入ってい頂ける革だと思います。

    今回使用するタンニンなめしのシープスキンは、
    60’s-70’sのUKヴィンテージに使われているものに非常に近い革で、更に手触りをよく仕上げました。
    デビュー作のホースハイドのほうが独特のツヤが出て高級感がありますが、
    こちらのシープスキンはよりオリジナルヴィンテージに近い雰囲気になっていきます。
    上の画像は1か月ほど着たものですが、良いシワが入り雰囲気があります。

    ライニングはオリジナルで作成した綿入りコットンキルティングです。
    ジッパーも全てオリジナルで作成したものがつきますが、ジッパーについては長くなりますので
    また後日、発売までには作成の道のりと共にご紹介したいと思います。

    2月5日の発売日にはもう1つニュースを用意していますので、そちらも近日中にご案内するつもりです。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋 聡




    2011年01月27日(木)

    遅くなってしまいましたが、先日の告知のとおりハイウェイマンのスペシャルジャケットのご紹介です。



    Highwayman early 70’s TRISTAR Light Blue SIZE 34 SOLD


    ハイウェイマンの中でも通好みのシングルジャケットTRISTARです。
    襟付きシングルスタイルにベルトが付くデザインで、
    当時似たデザインを共有していたルイスや他のブランドのラインナップにもこのデザインはありません。
    一般的には先日のブラウンサイクロンに比べるとインパクトが弱いかもしれませんが、
    ライトブルーカラー、小さいサイズ、コンディション、この難しい条件が揃うことはまずありません。
    ミントコンディションと言っても問題ない状態なので、
    コンディションに拘る方にもお勧めできます。サイズは小さめの36か34になると思います。

    ハイウェイマンではこのライトブルーがルイスレザーのターコイズブルーにあたるカラーです。
    元々数の少ないハイウェイマンなので、
    珍しいとされているルイスのターコイズブルーよりも目にする機会は少ないと思います。

    店頭では今まで数え切れないほどこの説明はしてきましたが、
    アメリカやイギリスのヴィンテージウェアは体格の大きい外国人用に作られていたものです。
    更に元々バイクウェアなので例えばイーストウエストのようなタイトに着るレザーウェアと違い、
    当時買っていた人達に通常よりワンサイズ下げるという選択肢はありません。
    バイカーなら分かると思いますが、インナーにTシャツ1枚で乗るなんてほとんどありません。
    イギリスは暖かい国ではありませんし。
    上記の理由から40インチ前後が最も多いのですが、
    体格の小さい日本人が欲しいのは34~38インチがメインです。
    珍しいカラー、モデルの34インチとなればほとんど出てくるものではありませんし、
    あるモデルではブルーがあっても、別のモデルでは同じブルーが存在しない場合もあります。
    34インチのブルーが欲しいという方もいると思いますが、ほとんど奇跡に近い確立です。

    ただ有名なモデルだけが希少なのではなく、
    時代背景やその物が生まれた歴史や無くなった歴史なんかを知っていくと、
    物の価値の捉え方も変わってくると思います。



    来週中にはウェブサイトにも掲載すると思いますが、気になる方はその前にお問い合わせください。
     


    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡



    2011年01月14日(金)

    スーパーがつく程のスペシャルジャケットを販売しますので、
    いきなりウェブサイトに掲載せずにブログで先行してご紹介します。




    Lewis leathers AVIAKIT  70’s CYCLONE  BROWN SIZE 38 SOLD

    今更ここでサイクロンの説明をする必要なないと思いますので省きますが、
    ヴィンテージサイクロンのブラウンをお持ちの方はほとんどいないと思います。
    私も今まで仕入れたのはこれがやっと2着目です。
    過去にブラックやダークブルーは数十着販売してきましたし、ターコイズブルーでも片手では足りません。
    比較的カラー物の多いファントムやモンザなどのパデッドジャケットは茶も稀にありますし、
    ライトニングにも茶はごく稀にですがあります。
    しかしジャケット自体の流通量ではモンザ、ファントム、ライトニングとサイクロンでは余りにも差があります。
    経験上その差は10分の一どころではありません。
    黒や紺と比べると多くの方が好む色ではないのですが、
    それは今も昔も同じですから現存数が少なくなるのです。
    今まで見てきたものを全部含めても、サイクロンのブラウンは、
    サイクロン全体の1%~せいぜい3%だと思います。
    仮にですが、100着サイクロンを仕入れてその中の5着がブラウンのサイクロンというのはありえないです。

    コンディションはフロントジップに歯欠けが1つありますが、
    必要であればオリジナルパーツを使ってップ交換も可能です。
    それ以外はダメージはなくかなり良い状態です。


    来週にはウェブサイトにも掲載しますが、気になる方はその前にお問い合わせください。



    ADDICT CLOTHES  
    石嶋 聡







    2010年12月17日(金)

    いよいよ明日14時からADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの第一弾、
    HORSE HIDE CENTER ZIP JACKETが発売になります。
    先日のブログでもご説明しましたが、イギリスの60年代スタイルの襟付きシングルジャケットをベースに、
    レザーはオイル量や革のコシの強さ等、細かくタンナーに指定してなめした別注のホースハイド、
    ジッパーは全てヴィンテージを使用したジャケットになります。

    先日のブログで数日間着用した私物を紹介しましたが、あれから数日でまた良い雰囲気になりました。
    ここでまたジャケットについて語りだすと止まらなくなりますので今日は止めておきますが、
    各箇所全てに拘りが詰まっています。
    余計なデザインは一切入れていませんので、驚くような新鮮さはありませんが、
    1年後、2年後にはもっと良くなっているはずです。

    既に他のジャケットの企画もいくつかサンプルまで進んでいますが、
    革の質感、色、シルエットの問題でボツになり、発売中止や延期になったものがあります。
    今後も納得のできるものが出来次第発売しますが、まずは思い入れのあるシングルジャケットからの発表になります。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡







    2010年12月01日(水)

    当初の予定よりかなり遅れてしまいましたが、
    来週の土曜日、18日からADDCT CLOTHES NEW VINTAGEを販売します。
    今日は全体のバランスやディテール、パーツ等を紹介したいと思います。




    こちらは私が数日間着用したものです。
    加工は一切していませんが、革を薄手にしてあるので腕には既に着ジワが出てきました。
    今回ホースハイドを使っていますので、着用後、写真のように独特のツヤが出てきます。
    馬革というと昔よく見かけた、硬くて重い革を想像するかもしれませんが、
    今回使用した馬革はベジタブルタンニンの薄手で柔らかい馬革です。
    60年代や70年代のイギリス製のライダースで馬革はほとんど見かけませんが、
    そこはオリジナルから変更した私からの提案です。


    シンプルな襟付きシングルスタイルなので、重々しいライダースジャケットというよりは、
    シャツを軽く羽織るような感覚で着るのに最適です。
    60年代や70年代のルイスレザーやハイウェイマンには薄手の革が使われていることもあり、
    個人的にも着易くて重宝しています。
    今回のNEW VINTAGEでもその点を意識しました。
    もちろん厚くて重厚な革にはまた別の魅力がありますので、
    厚手の革が好きな方は今後そういったものも作りますので、そのときまでお待ちください。

    ディティールとしては画像で見るとおり、イギリスの60年代スタイルがベースになります。
    最近流行の、極端に現代風にシルエットを変えることはしていません。
    ヴィンテージの中で良いバランスのものをベースに微調整しました。当たり前ですが、
    今でも十分かっこよく着られるサイズ感にしています。
    それによって、ヴィンテージファンはもちろん、
    ヴィンテージではシルエットに少し不満を持っていた人でも抵抗なく着用できると思います。
    襟の形は特に慎重に何度も修正しましたので、満足している部分です。




    雑誌などでも紹介されている通り、ジッパーは全てヴィンテージを使用しています。
    フロントはLIGHTNING、袖にはCLIXを使用しています。



    スナップボタンも国内で使われているものより微妙に大きく丸みのある、イギリスサイズの物を使用しました。
    色も既製品だと変に光っているので、ヴィンテージ同様に合わせています。
    腰のバックルも当時イギリスで使われていたものと同じ形で、スナップボタン同様色を合わせました。


    先日のブログと雑誌WARPの取材でも言いましたが、ジャケットの存在感や佇まいには特に拘ります。
    それは今まで扱ってきたヴィンテージがそうなのですが、
    良いジャケットは着て良いのはもちろん、ハンガーにかけてある状態でも独特のオーラがあります。
    今価値があるとされている全てのヴィンテージもある意味、1度は誰かが捨てたものです。
    捨てられたものが時を経て再評価されてヴィンテージとなるのですが、
    ほとんどのヴィンテージはファッションではなく元々ギアです。
    それはバイカー用のライダースしかり、ミリタリー、スポーツなどほとんどがそうですね。
    現在のファッションの世界は昔に比べとんでもないスピードでどんどん新しいものが発売され、
    そのほとんどが使い捨てです。
    私自身バイカーではありますが、ライダースはONLY BIKERではなく、
    ファッションとしても楽しんでほしいと昔から考えています。
    私はその使い捨てのファッションの世界で、
    ギアとして生まれてヴィンテージとなったジャケット達に負けない存在感や佇まいの、
    オーラが出ているジャケットを作るように日々模索しています。





    上で紹介した、自分で着用したジャケットを店内にかけてあるヴィンテージと並べて撮影してみました。
    ヴィンテージのほうは数十年の年季がありかなりの雰囲気が出ていますが、
    NEW VINTAGEもまだまだ着始めたばかりとはいえ良い雰囲気です。

    普通洋服は店で売るときに1番良い状態にして売るのが当たり前です。
    しかしADDICT CLOTHES NEW VINTAGEは店で売っている時点ではまだ完成ではありません。
    自分で育ててオーラを出し、将来のVINTAGEにしていってください。


    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡



    2010年11月25日(木)

    現在発売中の雑誌WARPでレザー特集をするということで、SHOPと先日ブログでお知らせした
    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEのジャケットを掲載していただきました。
    WARPさんには初めて取材していただきましたが、編集部の方々今回はありがとうございました。
    今月号はレザー特集ということで特に内容が濃いですね。革物好きの方はぜひご覧ください。


    今回はかなり大きい写真で掲載されていますので、革の質感等も感じ取れるかと思います。
    ちなみに掲載されているのは修正前のサンプル品なので、これから更に修正をかけたものが発売となります。
    これだけシンプルなジャケットですが、サンプルから何ヶ所も直しています。
    修正といってもほとんどはかなり細かい部分なので、並べて見なければわからないかもしれませんが、
    全体のバランスを考えるとすごく重要な部分です。
    その分いつもパターンナーさんに面倒をかけてばかりです。
    雑誌に掲載されているサンプルをみたパターンナーさんや親しい友人は、
    このままでも十分じゃないですか? と言ってくれましたが、妥協はできません。
    先日製品を確認しましたが、修正が上手く反映されていて満足できる出来でした。


    たくさん頂いているお問い合わせの中で、カラー展開のご質問があるのですが、
    今回はブラックのみの発売になります。
    実はヴィンテージにかなり近づけるつもりでダークブルーとブルーもサンプルまで作ったのですが、
    満足できずボツにしました。
    そのサンプルを見たいという方もいるかもしれませんが、
    ボツになった満足のいかない物なのでお見せすることはできません。
    自分のペースで全て吟味しながら満足できるものを作っていますので、それまでお待ちいただければと思います。



    ADDICT CLOTHES 
    石嶋  聡






    2010年11月21日(日)

    既に雑誌HUGEとFREE&EASYに掲載されましたのでご存じの方も多いかと思いますが、
    既存のVINTAGE WEARとは別のライン、
    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEが今冬から始まります。
    2年前から進めていたことが今年に入り少しずつ揃ってきて、ついに形にすることができました。

    NEWとVINTAGEという相反する単語が並んでいますが、
    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEには私の物作りに対するいろんな思いが含まれています。
    機会があれば後日より詳しくご説明しようと思いますが、いくつか挙げるなら、

    私が好きなORIGINAL VINTAGE ITEMに負けない雰囲気、佇まい、クオリティーを持つ物を作る。
    20年後、30年後にVINTAGE品として扱われる物。
    過度なデザインをせずにVINTAGEをベースにしながらも、当時は存在しなかった組み合わせ。
    オリジナルヴィンテージファンにも認められる物。

    作るもの全てにこれらが当てはまるわけではありませんが、このような考えを基本に物作りをしていきます。

    特に専門のライダースに限って言えば、現在新品で買える物の中で私自身が好きなデザイン、
    クオリティー、その他諸々を満たしているものがありません。
    物作りをする人は皆そう思って作り始めるのだと思いますが、
    狭いジャンルのヴィンテージを専門で扱っている私にしか作れないものがあると思います。
    話し出すときりがなくなりますが、自身のプロダクトにはたくさんの思いと拘りがあります。
    それは店を始めて以来、極上のヴィンテージのみを扱っている事にも共通しています。

    そのデビュー作がHUGEとFREE&EASYに掲載されたシングルライダースです。
    雑誌の発売から多数問い合わせを頂いていますが、年内はこのシングルライダースのみの発売になります。
    まだどちらの雑誌も書店に並んでいると思いますので、まだご覧になっていない方はぜひ。

    紙面では11月発売予定とありましたが、工場のほうで遅れており発売は12月中旬頃にずれ込みそうです。
    雑誌でも簡単な説明がついていますが、入荷次第、私自身でこちらでディティールを説明させていただきます。





    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡


    2010年10月16日(土)

    今年はなかなか寒くなりませんね。
    バイクに乗るには今くらいが最高の気温ですが、街着でレザーを着るにはまだ少し暑いですね。

    以前私の乗っているバイクでBSAはこのブログでも紹介しましたが、今日はもう1台を紹介したいと思います。



    1929年のSUNBEAMです。昭和でいうと確か4年か5年です。もちろん英国車です。
    もちろん現存していないメーカーなので知らない方も多いと思いますが、
    車も有名なので、古い英国四輪車が好きな人だと大体知っているメーカーです。
    似たルックスで30年代のVelosette(ヴェロセット)がありますが、
    ヴェロのほうが日本では圧倒的ファンが多いと思います。

    一応、これを普通に打ち合わせや休日の遠出にも使っています。スピードも意外?に出ます。
    当時レースではかなり上位につけていた車両なので当たり前ですが。
    普通に乗れるんですか?とかよく聞かれますが、今のところ乗れていますが、
    簡単に乗れますと言っても、責任は持てません。
    普通の価値観だと乗れないと思います。

    なんでも古ければ良いとは言いませんが、古いものには他では味わえない魅力があります。
    バイク、車、もちろんライダースも。
    良い部分悪い部分両方と上手く付き合えるようになれば、他では得られない最高の喜びになると思います。
    個人的には新しい古いに関係なく、あまりきれいに便利に作られている物は、趣味性を感じません。

    確かに色々不便ですが、なかなかこの辺から抜け出すことができません。



    ADDICT CLOTHES  
    石嶋 聡


    2010年09月20日(月)

    本日ウェブサイトにベルスタッフのジャケットを9着掲載しました。
    在庫はほぼ掲載しましたが、あとは70’Sのデッドストックのサイズ30ー36までと、
    50′-60’S初期のチェッカーフラッグラベルのTRIALMASTERが2着です。サイズは38-40位だと思います。

    仕入れ後ということもあり、本日掲載分はサイズや状態などすごいラインナップだと思います。
    価格のほうもここ数年に比べ少しですが抑えることができました。

    60’sの小さいサイズやデッド、
    70’sの小さいサイズでミントコンディションなんて今はなかなか仕入れることができません。
    ルイスレザーをはじめとするレザージャケットはもちろんですが、
    TRIALMASTERも数年前に比べて随分数が減ったと思います。
    いつでも買える物ではないので、お探しの方は豊富に選べる今、買うべきだと思いますよ。

    残りの在庫は今週中には掲載できると思います。



    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡



    2010年09月08日(水)

    疲労と時差ボケで疲れ切っていますが、無事帰国しました。
    仕入れの方は量より質を重視しましたので、手頃な価格のものはあまりありませんが、内容は粒揃いです。
    明日から営業開始しますが、手荷物分も値付けや検品の為、
    店頭に出せるのは金曜日か土曜日になると思います。
    個別にご注文を頂いているお客様には、条件に合ったものがある場合はこちらから順次ご連絡させて頂きます。
    お聞きした時から時間が経っている場合は忘れている可能性もありますので、
    お手数ですが再度ご連絡お願いします。
    もちろん現在お探しのジャケットがある方でもお気軽にお問い合わせください。
    いろんな仕事が溜まりに溜まっているので、お返事が遅れるかもしれませんが必ずお返事します。


    上で今回手頃なものはないと言いましたが、正直な所それは今後も難しいかと思います。
    今までルイスやハイウェイマン以外の5~10万円以下のジャケットでもできるだけ厳選して、
    質の良いジャケットを仕入れていました。
    たださすがにヴィンテージは限りある資源、いつまでもクオリティーの維持を保つことは難しいです。
    高いお金を出せばルイスである程度揃えることはできますが、
    もはや質、コンディションの良いルイスは一般的には高根の花だと思います。
    ノーブランドでも質にはそれほど拘らず小さいサイズを揃えれば、
    値段が安ければある程度売れると思いますが、そんなことは私のしたいことではありません。
    生活や店の維持の為には少しでも多く売ることは必要ですが、
    金儲けしか感じられない商品や店ほどつまらない物はありません。

    話がさかのぼりますが、私が店を始めたのは、自分の欲しい物をとにかく揃えてみたいという気持ちからでした。
    最初から商品はヴィンテージライダースが100着程、ヘルメットが少々という、
    何のマーケティングも季節感もない店でした。これは今も変わっていません。
    ただ自分が好きなものだけを異常なほど集めた自己中な店ですが、
    逆に言うと販売している自分が欲しくないものを誰が欲しいと思うのでしょうか?
    元々自分の欲しくないものは店に置くこと自体嫌なので、売れそうでもただ安いとか、
    サイズが良いですよ、しか説明できないジャケットは売りたくありませし、
    私にそれが求められているとも思えません。
    当店はすごく狭い分野の小さな店ですが、扱っているUKヴィンテージジャケットの品揃え、
    クオリティーや知識、経験では、どこにも負けません。
    そして他の誰よりもジャケットについて熱い思いを持っていることが多くのお客様に理解していただけた結果、
    極度の自己中な品揃えではありますが、ここまで来れたのだと思います。


    数年前からこのようなことは常日頃感じていましたので、その間何もしていなかったわけではありません。
    2年ほど前から構想していたことが、ようやく形になりつつあります。
    予定よりどんどん遅れていますが、商品としてはもちろん、自分でも着たいものなので妥協はできません。
    正式なお披露目は年が明けてからだと思いますが、
    いろんな意味で現在よりもより多くから選択できるようになると思います。
    これで今まで通り自分で厳選した一級のヴィンテージと、
    自分のアイデンティティーが詰まったプロダクトが揃うことになります。
    これが正式にスタートすれば、自分の理想として描いていた店により近づくかもしれません。
    この件に関してはもっと具体的になり次第、改めて正式にこちらで案内させていただきます。

    帰国直後でいつも以上に乱文長文での説明になりましたが、これでもまだまだ書き足りません。
    世界で一番UKライダースが好きな男が書いているので大目に見てやってください。

    まずは限りある資源である、一級のヴィンテージを揃えて明日から営業を再開します。



    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡



    2010年06月25日(金)

    毎日梅雨時期とは思えない暑さですね。
    最近はブログも完全に放置していますが、本当は久しぶりに長い文章で書きたいこともいくつかあるんです。
    ただ現在進めている仕事で中々良い結果が出ず、それが進むまで書く気になれません。
    中々狙い通りにはいかず、久しぶりにかなりストレスが溜まっています… 来週良い結果になればいいのですが。
    当たり前ですが、目指しているものが高ければ高いほどゴールも遠いですね。

    もし来週良い結果が出れば、少しこの場で紹介できると思います。


    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡



    2010年02月16日(火)

    今日は直接ライダースジャケットの話ではありませんが、
    先日アメリカ、サンタモニカで開催されていたイベントinspirationを紹介します。
    ヴィンテージクローズの写真集、
    マイフリーダムでおなじみの田中凛太郎さんが主となって今年から開催されるヴィンテージクローズのイベントです。
    本当は開催日当日にブログを書き始めたのですが、
    忙しくて時間が無いのと、脱線して文章が長くなり数日間放置していました….
    私もイベントの案内は頂いたのですが、内容のほとんどがアメリカのヴィンテージの為、
    今回は見に行きませんでした。
    USヴィンテージを扱うお店のBLOGなどでは既に紹介されていると思います。

    今までヴィンテージクローズのこのような大きなイベントはなかったと思います。
    ローズボウルや、ロンドンで言えばポートベローマーケットが古着を売っている点では似ていますが、
    厳選されたヴィンテージクローズだけで構成されている点でそれらとは全く趣旨が違います。
    同じファッションの世界では、パリやミラノでショウが年2回毎年開れていますし、
    ギターの世界では有名なダラス・ギターショウ、車やバイクでも国内外、
    大小規模の違いはあっても様々なショウ・イベントがあります。
    しかしヴィンテージクローズの場合、今までジーンズ以外はマーケットが小さく、
    例えばギターや車を集めるのが趣味と聞くと一般的にはリッチな感じや趣味性が高く感じられると思いますが、
    服はブランド品以外どちらかというと日用品という感覚が強いと思いますし、ましてや古着は評価が低い扱いでした。

    しかしこの十数年でヴィンテージクローズという文化は日本で強く根付き、
    アメリカはもちろんヨーロッパでも認知されるようになりました。
    更に今後10年の間に、日本以外の東アジアでは今までなかったヴィンテージという感覚が認知されていく気がします。

    こういうイベントが行われること自体ヴィンテージクローズというカテゴリーが、
    1つ上のステップに上がっていることを実感します。
    凛太郎さん自身も言われていますが、
    1万円近くするヴィンテージクローズの写真集が毎号1万冊発行されていることが何よりの証拠でしょう。
    ここ数年で似たような写真集や、ヴィンテージのムック本も非常に多いですよね。

    車でもジーンズでもライダースでも、新しいものが好きな人がいれば、古いものが好きな人もいます。
    私も何でもかんでもヴィンテージではないですし、新しいものも好きです。古ければ良いとは思いません。
    そして新しいものには古いものを補う良さがあります。
    ましてや世間一般的には新しいものが良くて、古いものは悪く見られるでしょう。

    先ほどヴィンテージが以前とは違うステップに上がったと言いましたが、
    良いものはいずれ価値が出て高価になります。
    広まるのを止めることは誰にもできませんが、個人的には古い物はわかる人だけにわかる物で良いと思います。
    良いヴィテージを紹介することを仕事としている私が言うと少し矛盾しますよね。
    ただ逆に言うと、みんなが良いと言うものなんて大体たいして面白味の無いものばかりです。



    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡





    2010年01月26日(火)

    今日は久しぶりにジャケットの歴史を時代背景を振り返りながら書きたいと思います。
    本当はKAWASAKI スポーツマンを掲載した10日前に書き始めたのですが、
    途中忙しくて忘れていたので今日一気に書き上げます。

    先日ウェブサイトに掲載したKAWASAKI スポーツマンや今日掲載した白×赤のスポーツマンですが、
    これらは80年代前後のUKスタイルを象徴するデザインです。
    ウェブサイトの商品説明にも書いていますが、ルイスレザー以外にもTT LEATHERSやCHAMPION等、
    他のブランドでもこのスタイルは作られていました。
    60年代から70年代初頭はクラシックなデザインのバイクにブラックレザーを着て乗るのが定番だったのですが、
    70年代中盤以降、カラーレザーが多く使われるようになり、
    その頃のバイクの主流もそれまでと違い派手なバイクが増えていきました。

    当時のイギリスでは日本製のバイクがメインになるほど売れていて、
    80年~のLEWIS LEATHERSのカタログにはなんと、
    SUZUKIのバイクに跨ったレーサーの写真が表紙を飾っています。
    当時のカタログのほぼ全てのバリエーションを所有していますが、
    表紙にこれだけわかりやすくバイクが写っているものはこの時期だけです。
    しかもはっきりとSUZUKIと確認できます。
    これ以降にサーキットの写真が使われているものがありますが、ちょっと趣旨が違います。





    この時代には派手なジャケットが多く、青や赤の単色はもちろん、
    現在掲載している2 toneカラーやライン入りなど、様々なジャケットが作られていました。
    ほんの一部ですがこんな感じですね。





    当時のカタログはこんな感じです。





    ルイスレザーでHONDAやYAMAHAの文字が入っていることからも、
    当時の日本製バイクの人気がわかりますね。

    ジャケットにも時代背景があってカラーやスタイルが決まっています。
    例えばこのようなスタイルで60年代のジャケットが欲しいと思っても存在しませんし、
    逆に襟付きシングルなどのクラシックなジャケットは、
    レーシングスタイルがポピュラーになった時代には生産が中止になっていたり、
    カタログには掲載されていても、流行とは真逆のスタイルなのでほとんど売れていなかったようです。
    これは当時から数十年後の現在に、
    古着としてほとんどその時代のジャケットがないことから、判断できるわけです。

    ちなみにヴィンテージ衣料としての相場を見ると、この手のジャケットは現在それほど需要が高くないので、
    珍しい割には高価ではなく好きな人は買い時ですし、値段はそれなりにしても、
    良い物に出会う機会が他の人気モデルよりも高いと思います。


    先日昔のブログを見ていたら今より時間があったせいか、
    かなり長い文章で色々説明していて自分で読み返してもなかなか面白いですね。
    今回はちょっとオタクな内容になりましたが、理解しやすいように簡素にしています。
    近年ヴィンテージが以前にもまして普段着というか、さまざまな人達に興味を持たれていることを実感しますが、
    本来のヴィンテージの良さはレアとか雑誌に出ているとかではなく、歴史を経ている本物で、
    そこにヒストリーが存在することだと思います。
    だから、ただデザインが同じ何のこだわりもない服や、適当な説明には興味がありません。
    なので自分は歴史やディティールにも興味があるし、それを知った上で売りたいんです。
    適当に結構古いですよとか、細くてかっこいいですよ、なんて言っててもしょうがないでしょ? 
    ただ細い服やデザインだけならいくらでもあります。
    好きなものがあるんだからオタクでなんぼだと思いますが。

    雑誌や古着屋さんのブログ等で色々な商品が紹介されていますが、
    やはりこのジャンルはまだまだ年代など曖昧に記載されていますので、
    みなさんが購入する際の目安になればと思います。


    最近忙しくてブログは簡素なものが多かったのですが、今後も不定期ですが時間を作って書いていきます。



    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡



    2009年10月18日(日)

    女性誌ですが、現在発売中のNumero TOKYOにADDICT CLOTHESが掲載されています。

    http://xbrand.yahoo.co.jp/category/fashion/3973/4.html

    6月にグッチのクリエイティブディレクターのフリーダ・ジャンニー二さんが来日された際に、
    スタイリストの野口強さんと共にご来店いただきました。
    彼女はメンズのディレクションもしているので、ヴィンテージライダースにも興味があるようです。
    デザイナーとしてのインスピレーションでしょうか、
    購入していただいたものは少し変わったものを選ばれていたのが印象的でした。

    このブログを見ている方々は普段見ない雑誌だとは思いますが、
    GUCCIとヴィンテージのコーディネートページもありますので、機会があれば見てみてください。



    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡



    2009年05月03日(日)

    遅くなりましたが、4月末に新しいバイク雑誌が創刊されました。
    The Motorcycle Classicsという名のとおり、主に旧車の雑誌です。
    創刊号はGOLD STARからBONNEVILLE、ハーレーのKRまで幅広い内容です。
    今まで読むバイク雑誌がなかった旧車乗りには楽しみな内容だと思います。年数回発行するみたいです。


    4ページほどですがルイスレザーの特集が組まれています。うちの商品は掲載されていませんが、
    当時のカタログやイメージカットのアイテムなど提供させていただきました。

    個人的にはメカニック的なことだけではなく、当時のギアやヒストリーページが増えると楽しみですね。
    旧車ファンはぜひご覧下さい。




    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡




    2009年03月13日(金)

    雑誌SENCEの俺のA久定番という連載企画に、今回私が出させていただきました。
    最初お話を頂いたとき、私物の中から1着選んでインタビューさせてほしいとのことだったのですが、
    1着と言われると中々難しいセレクトでした。
    今回紹介したライン入りサイクロンと同等、もしくはそれ以上に好きなジャケットがいくつかあるので、
    またこういった企画があれば紹介したいと思います。



    実は今日は雑誌では書けなかった細かい部分をブログで、と思いずっと書いていたのですが、
    かなり長くなってしまい全部消してしまいました。これはまた次の機会にします。




    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡







    2008年11月12日(水)

    既にウェブサイトには大体掲載が終わっていますが、ベルスタッフが大量入荷しています。
    もう何年も仕入れていますが、過去最高のストックです。
    REBELはサイズ32~42まで、デッドに近いミントコンディションから美ユーズドまで、
    TRIALMASTER等の4つポケJKTも32~38まで勢ぞろいです。

    個人的にここ数年はレザーばかりだったのですが、最近またベルスタッフを着るようになりました。
    やっぱりかっこいいです。室内ではシャツ代わりに、インナーを着込めば冬のアウターとしても使えます。
    個人的にはフロントを開けて着る用と、閉めて着る用でサイズが変わってくるので、
    気に入っている形はサイズ違いで揃えたいです。

    ベルスタッフの年内の入荷はもうないと思いますので、
    お目当てのものがある場合は、サイズがあるうちにぜひ。




    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡



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