ADDICT CLOTHES JAPAN

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  • 2011年04月24日(日)

    今日は先日のブログで告知した、GWに発売するADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの紹介です。
    2種類発売されますが、まずは既に発売中の雑誌HUGEにも掲載されているこちらから。




    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE AD-02 COWHIDE DOUBLE RIDERS JACKET
    TURQUOISE  BLUE  Size 34,36,38,40 


    このブログを読んでいるヴィンテージファンならご存知だと思いますが、
    先日のブルー同様、ヴィンテージでは熱狂的なファンが数多く存在するカラーです。
    一見とてつもなく派手なカラーですが、
    ハードなレザーライダースとは一見そぐわないと思うこのカラーとのバランスが絶妙な1着です。

    今までヴィンテージのこのカラーを数十着仕入れてきましたが、
    他のカラー同様細かい革の違いや色味の違いがあります。
    着込まれて汚れたジャケットには独特の雰囲気があり、
    試着程度にしか着られていないきれいなジャケットでも、
    30年以上前になめされ染色された革は微妙にですが自然に経年変化をしています。
    それは当時のなめしや染色の仕方であったからここまでの経年変化をしているわけで、
    現代の方法では30年経とうが50年経とうが、
    ヴィンテージのようにならないことを染色業者さんに出入りするにつれわかってきました。
    今後どれだけ私がジャケット製作に没頭してもOLD VINTAGEが経過してきた時間だけは作ることができません。
    ヴィンテージがいつまでも色褪せない理由はそこにあると思います。

    本来ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEではヴィンテージの完全レプリカを作る気は全くありません。
    いつも言っていますが私はヴィンテージの専門家です。
    そのヴィンテージの良いところを全て残した上で更に良いと思えるものを作っています。
    本来省略するような部分に拘って作っているのはその為です。
    今まで作った物は革を当時の物と全く同じように合わせるのではなく、
    ヴィンテージの雰囲気を壊さずに更に良い手触りや質感、着心地を求めた結果展開しているのが、
    過去に発売したシープとホースの2種類のレザージャケットです。

    そして今回ターコイズブルーを作りにあたって色々考え試しましたが、
    私自身もターコイズブルーには思い入れがあります。
    まずはどれだけヴィンテージに近い物が作れるかチャレンジしたいという思いもあり、
    直球勝負でオリジナル同様のカウハイドを使うことにしました。
    ヴィンテージのターコイズブルーを持っている人だとわかると思いますが、
    ヴィンテージターコイズブルーのほとんどがハリのあるカウハイドが使われています。
    軽さや着易さを優先して現在展開中のシープスキンを使うことも考えましたが、
    同じ色味をだすにしても原皮が違えばそれも変わり、
    着用後の雰囲気、シワの入り方シボの出方は大きく変わってきます。
    個人的な思い入れもあり、敢えてヴィンテージと同じターコイズブルーを作る気で作成しました。

    上でも説明しましたが、どうしても派手なカラーなので馴染みが悪いのは事実です。
    今なめして色を付けた革は発色も良く、わざとムラをつけても中々良い感じにはなりません。
    そこで私がヴィンテージの派手なカラーで最も好きな薄汚れた雰囲気を再現してみました。





    派手なターコイズブルーを自然な経年変化で汚れたような落ち着いたトーンにして、
    所々擦れた傷を作りヴィンテージ特有のヤレ感を出しました。
    1番上画像でもわかると思いますが、遠目に見ると擦り傷などは目立たず、
    自然に派手なカラーを着ることができるようにした、ほんの味付け程度の加工です。
    大げさで不自然な加工が苦手な私でも満足できる仕上がりです。


    連休初日の29日金曜日から発売になります。
    他のジャケットもターコイズブルーで発売しないか気になる方もいると思いますが、
    今年はこれ以外に作るつもりはありませんので、
    HUGEやこのブログの画像を見てテンション上がった方はぜひGW期間中にご来店いただければと思います。

    もう1種類の新型については、明日か明後日紹介したいと思います。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡


    2011年04月14日(木)

    今日は昨日告知した、ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの新色ライダースのご紹介です。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE SHEEPSKIN CENTER ZIP JACKET
    Vintage Blue  Size 34.36,38  


    さすがにファンが多いカラーだからでしょうか、昨日画像を出しただけでしたが既に数件お問い合わせを頂きました。
    何度か別素材とカラーで発売している襟付きシングルなので、
    以前と同じような商品説明をしてもつまらないと思います。
    決して世に多くないブルーライダースですが、ヴィンテージでは一部の人たちに熱狂的に支持をされています。
    今日はその魅力と作成~完成までの道のりを紹介したいと思います。

    ライダースやレザージャケット=ブラックというのは当たり前ですが、
    私にとっても一部のUKライダースファンにとってもダークブルーやブルーのライダースは特別な存在です。
    私が中学生の頃最初にライダースに興味を持ったときは今から20年近く前のことです。
    もちろん今のようにインターネットなどありませんので、
    情報は雑誌やお店に行って自分の目で見るしかありませんでした。
    選ぶとしても今のようにファッションブランドはライダースを作っていませんでしたので、
    ほとんどがアメリカンブランドの黒か茶色のライダースだったと思います。
    更に今ほどヴィンテージライダースが細かく年代やカテゴリー分けされていませんでしたし、
    渋カジの終わりの頃なので、それこそ新品ではSCHOTT、VANSONがメインの時代です。
    当時の大人が今よりも圧倒的にアメリカに憧れていた時代なので、まあ当たり前といえば当たり前です。
    イギリスのジャケットに注目している人なんて、イギリスの音楽にどっぷり漬かっている人か、
    イギリスのバイクに乗っている人がセットでジャケット着ていた時代です。
    私は選択肢のない中で模索していた数年後にUKライダースと出会うわけですが、
    USライダースに比べ細身で着丈の長いジャケットが多くのめり込んでいきました。
    そしてシルエットやデザイン以上に魅力だったのがカラーバリエーションです。
    黒か茶と決めつけていたライダースに紺や青や赤があったわけです。
    しかも最初に丁度良くヤレたいい雰囲気の物を見てしまったので尚更でした。
    15,6歳の頃に当時の新品のショットやヴァンソンを何度も試着して、
    なんか違うな~と思っていたのが、これを見つけた瞬間一気に理想と一致したのを今でも覚えています。
    今は本当に色々なライダースが世にありますし、そのほとんどが形も良く着るとかっこよく見えると思います。
    ここ数年でライダースを買い始めた方たちは知らないと思いますが、昔は今に比べ本当に選択肢がありませんでした。
    その分逆に私はUKヴィンテージとの出会いが大きかったのだと思います。
    音楽や好きなファッションデザイナーなど価値観が変わるような衝撃を受けたものがほんの少しだけありますが、
    UKライダースはまさにそれの1つです。結果その時は想像もしていませんでしたが、
    今はそれを仕事にしています。
    私は多分世界で一番多くUKヴィンテージライダースを見て、数多く時間もお金を使ってきました。
    そしてそれに携わる時間も果てしなく多いのですが、それは世界一好きだからできるのだと思います。
    そして今はヴィンテージと同時に、ジャケット作成にも誰よりも多くの労力を使っていると思いますが、
    それが自分の満足できる物作りに繋がっていると思います。


    最近は歳を取ったせいもあり昔に比べ黒を着る機会が増えましたが、
    ブルーライダースには昔から並々ならぬ思い入れがあります。
    もちろん同じ革で黒でも色々と違いは出るのですが、青も本当に違います。
    私がイメージする、ヴィンテージUKライダースのブルーは青なら何でも良い訳ではありません。
    もちろんヴィンテージにも色々な色味があり、
    経年変化で多少色は変わっているのですが、やはりそれは独特のブルーです。
    これは今ブログを読んでくれているヴィンテージファンの中には頷いている人も多いと思います。
    今まで自分が欲しいと思うブルーライダースがヴィンテージ以外に見当たらなかったので、
    他のカラーやジャケット作成と同時に進めてきました。
    勘違いして欲しくないのは、別に他の製品が悪いと言うわけでは決してなく、
    自分の思うピンポイントのヴィンテージブルーとは違うという意味です。
    もちろん最初は失敗し革も時間も多く使ってきましたが、やっと私の思うヴィンテージブルーが出来上がりました。
    革の染色業者さんにヴィンテージブルーライダースを複数持込み、何度もミーティングを重ねてはサンプルを作り、
    最初は????みたいな顔をされながらも1つ1つ違いを説明してきた甲斐がありました。


    ジッパーはもちろんオリジナルジップで、ジップテープの色は先日のダークブルーとは別の色にしています。
    別にダークブルーと同じテープの色でも問題ないのですが、
    リアリティーを出す為のこだわりです。革、ジップテープ、金具のコントラストも完璧です。



    ヴィンテージでも赤や青は派手で敬遠する人もいるのですが、色味でそれは大きく変わります。
    ヴィンテージブルーと銘打っているとおり、少しくすんで褪せたような色を再現していますので、
    ちょっと派手だな~、と思っている人にもぜひ試してもらいたいです。
    更に着こんで薄汚れてくれば完璧です。
    擦れたところが削れて地の色が見えるようにしてあるので、経年変化もヴィンテージのように楽しめます。

    今回は何度も色出しを試した革サンプルの中から、
    上手くいったロットからの生産になりますので、通常とは異なり34,36,38インチでのサイズ展開になります。
    昨日のリブジャケットと共に土曜日にぜひ実物をご覧いただければと思います。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡





    2011年04月13日(水)

    今までいくつかのモデルを発売してきたADDICT CLOTHES NEW VINTAGEのレザージャケットですが、
    素材や細かなディティールは変更してあるものの、
    全てイギリスの伝統的なモーターサイクルジャケットのデザインがベースになっています。
    私はヴィンテージが専門なので、
    今後も物作りのベースはデザインなり素材なりヴィンテージから触発される部分が多いのは間違いありません。

    しかし新しく物を作る以上、そこには今作る意味が必要だと思います。
    そもそもオールドヴィンテージと全く同じ完全なレプリカはまず作れません。
    かなり似ていてもその道のコアなファンが見れば違いは一目瞭然です。
    であれば、似たデザインでもより良い素材や着心地、シルエット等、改良すべき部分は徹底的に改善し、
    残すべき良い部分はできるだけ再現するのが、私が作るライダースです。
    その為私はジッパー1つでも気になってしまいます。
    こだわり抜いて満足のできるジャケットができ私も毎日のように着ていますが、
    それでも今の物より着心地やシルエットが良いとは言えないOLD VINTAGEですが、
    独特の存在感や魅力が薄れることはありません。それがヴィンテージのすごいところですね。

    ジャケットを作成するようになり、自分の求める革や染色方法を求めて日々研究奔走していますが、
    今までのヴィンテージジャケットとして出来上がった状態の革ではなく、
    原皮での状態や、染色の終わった後の1枚革で革を見る機会が多くなりました。
    そもそも良い革というのは余りにもありきたりです。
    簡単に言うと同じ革なら傷がないものが良い革で等級も高いのですが、
    今やデニムだけではなく、レザージャケットや靴にもユーズド加工をする時代です。
    私の中では傷の有無での革の良し悪しはあまり重要ではありません。
    むしろ新品のジャケットを下ろした後は早く傷がついて欲しいくらいです。
    昔はどちらかというと厚くて少し硬いくらいの革が良いという風潮がありましたが、
    現在のファッション業界では逆のような気がします。
    あまり厚くて硬い革は疲れますし、結果的に多くの人は着なくなってしまいます。
    更にこの辺は一概には言えず個人の好みも大きいです。

    それでは良い革というのはどういうことでしょうか? 

    私の考える良い革とは、一言で言うと適材適所です。
    自分達が作りたい、もしくは欲しいと思う物に合った革をどれだけ見つけることが、作ることができるかだと思います。
    ただ高い革を使えば良いという訳ではなく、目指す製品にあった素材を見つけるのが大事です。
    その為に色々な革業者さんや、タンナーに行き理想の革を求める日々が続いているのですが、
    ヴィンテージを意識したライダースには向いていないけれど、とても上質なシープスキンを去年見つけました。
    その革で作ったジャケットが今週の土曜日16日から発売になります。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE SHEEPSKIN RIB SLEEVE CENTER ZIP JACKET
    Black Size 34,36,38,40 


    襟付きシングルライダース風のデザインですが、袖口がリブになっています。
    胸に切り替えしが入り、ポケットはドミネーターやネブラスカのような縦のハンドウォーマーポケットがあります。
    裏地はヴィンテージで極少量存在するピンクのコットンキルティングです。
    中綿は入っていませんので、今の時期はもちろん、夏と真冬のアウターとして以外は着用可能です。

    私はブログでも店頭でもライダースをシャツのように着ると言っています。
    最近はかなり理解されるようになりましたが、
    昔からシングルはもちろんダブルのライダースもジッパーを開けていつも着ているとよく不思議がられました。
    昔は今よりも多くの人がジッパーを上まで閉めて着るのがライダースの着方だ。みたいな感じがありましからね。
    袖口以外はシングルライダースですが、袖口がリブになるだけで印象や着用用途も大きく変わります。
    ライダースと違いシャツのように袖を肘辺りまで捲くることもできますので、
    柔らかく軽量の革と薄手の裏地も相成って今から夏前までと真冬以外は着用できるジャケットです。

    そして今回のジャケットを作成した最も大きな理由はこの上質すぎるレザーとの出会いです。
    ライダースに使うにはきれいすぎるので使用しませんが、
    同じデザインでウン十万するようなインポートブランドが使っているような素材です。
    ある程度決まったブランドしかこのレベルのシープレザーを使えない理由は、
    それだけ流通量が少なく一部の革業者やタンナーでしか手に入れることができない為です。
    この素材で、シンプルで季節を問わずいつでもシャツのように着られるジャケットが欲しいと思い製作しました。
    OLD VINTAGEや今までのNEW VINTAGEのラインナップとは少し違ったテイストですが、
    この上質な素材でライダースの雰囲気が感じられる日常着ができ満足しています。

    同時に同じシープスウェードを使用したバージョンも発売されます。
    こちらのスウェードも表革同様上質でとても良い肌触りです。




    とにかくこの革の良さは実際に見て着てみなければわかりませんので、ぜひ足を運んでみてください。

    明日は同時に発売する、ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの新色ブルージャケットのご紹介をしたいと思います。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡



    2011年04月09日(土)

    今日はOLD VINTAGE JACKETのご紹介です。タイトルのとおりカラフルなライトニングが2着です。





    Lewis Leathers AVIAKIT EARLY 70’s LIGHTNING RED Size 38 SOLD
    Lewis Leathers AVIAKIT 70’s LIGHTNING TURQUOISE BLUE Size 38 SOLD


    過去何度もヴィンテージジャケットの色についてはブログで説明していますので、
    読んでいただいた方ならヴィンテージライトニングの色物がどれだけ少ないか理解していただいていると思います。
    1度に2着紹介しているので有り難味が薄れるかもしれないですが、
    ほとんどがブラックになるヴィンテージライトニングにおいて、色物の入荷は多くはありません。
    UKヴィンテージライダースでは非常に人気があって、且つタマ数の少ないジャケットです。

    それでは詳細です。

    まずレッドライトニングですが、襟が小さくパッチがスクエアタイプの初期型です。
    この襟の小さい初期型限定で欲しいという方もいらっしゃいますが、
    全体的には圧倒的に通常の大きめのタイプが多いので、実際はこの初期型限定で探すのはかなり困難です。

    サイズ表記は外れていますが、実寸から判断して38インチで間違いありません。
    38インチでも少しコンパクトなサイズ感です。


    続いてターコイズライトニングです。

    OLD VINTAGEの中では言わずと知れた希少カラーです。
    派手なカラーですが、意外にかっこよく着られるのが人気の秘訣でしょう。
    私も十数年前にこのジャンルにはまったのもブルー系のカラーがきっかけでした。
    当時からこのような派手なカラーを着る人が多いわけはなく、上のレッドよりもタマ数は少ないです。
    とにかく希少なターコイズブルーライトニングですが、今回価格は通常の半額ぐらいに設定しています。
    もちろん理由があるのですが、こちらはリサイズされています。
    現在のサイズは通常の38インチとほぼ似たサイズになっています。
    レザー、ライニング共に非常に良い状態です。
    リサイズがなければ倍の価格は付けたいと思う極上のヴィンテージです。
    リサイズによって多少シルエットが変わっていますが、この辺りを気にしない方にとっては現実的な価格です。
    上のレッドライトニングと共に、ご興味のある方は、直接価格や詳細をお問い合わせ下さい。

    リサイズされていない完全オリジナルのターコイズライトニングも38インチが1着入荷しています。
    こちらはそれなりの価格ですが、オリジナルに拘る方はぜひ。


    ADDICT CLOTHES  
    石嶋 聡




    2011年04月01日(金)

    明日発売の ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE HORSEHIDE DOUBLE RIDERS JACKETですが、
    何とか発売までに全てのご予約分と店頭分が入荷しました。
    ウェブサイトに掲載できる画像枚数には制限がある為、各種ジッパーなどの写真をご紹介しようと思います。





    引き手の若干のムラ感や開閉時の少し軽めのテンション、革のヨレた感じなど完璧です。
    本当に緻密で細かい部分ですが、私の作るライダースにおいては非常に重要な部分です。
    革やパーツで気に入らない部分があると気になってしょうがありません。
    シルエットや各ディティールはもちろん、革の質感、色味、ジップ金具とテープの色、
    全てこだわり尽くした結果が出たと思います。
    購入された方の元で大切に着られ、アジが出たジャケットと早く再開したいですね再会したいですね。

    よく着ているシープスキンのダブルもどんどん良い表情になってきています。
    今日試しに一面OLD VINTAGEを掛けてある壁に並べてみました。



    自画自賛ですが、かなり良い面構えです。
    画像ではすごく似たように見えますが、実際はOLD VINTAGEとNEW VINTAGEそれぞれ違った良い部分があります。
    それは同じデザインでも革変わるだけで、新品時に着た印象はもちろん、経年変化も大きく違ってきます。
    明日は同型のシープとホースを同時に比べることができますので、ぜひその違いを感じてみてください。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡



    2011年03月30日(水)

    発売が遅れていたホースハイドダブルライダースですが、今週の土曜日に発売することになりました。


    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE AD-02 HORSEHIDE DOUBLE RIDERS JACKET 
    Dark Blue Size 34, 36, 38, 40.  


    当初の予定よりも予約数が増えた為店頭分は各サイズごく少量になってしまいましたが、
    なんとか発売日に全サイズ揃えることができました。
    本当なら私がしばらく着た着用サンプルをブログで紹介したかったのですが、
    予約でマイサイズがほとんど埋まってしまいましたので、今回はありません。
    先日からご予約順にお渡ししておりますが、みなさんすごく気に入って頂けているようです。
    その姿を見て、改めて良いジャケットができたと実感しました。
    何日か着たジャケットを見せに来て頂いた方もいましたが、
    シワが入るだけでかなり良い感じになっていました。
    まだ朝晩は冷え込みますが、日中はレザーを着るのに丁度良い気温になってきましたしね。
    いやー マイサイズが売れ残ってくれないかなー、とか思ってしまいますが、立場的には複雑ですね。

    2日土曜日の13時から発売となりますが、
    前回同様通販のオーダーは発売日の18時からとさせて頂きます。予めご了承下さい。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡







    2011年03月25日(金)

    先日ご紹介したブルーの402ライトニングは即日SOLDとなりました。ありがとうございました。
    今日は先日の402ライトニングに続いて、同じライトニングのスペシャルジャケットをご紹介します。




    Lewis Leathers AVIAKIT 70’s LIGHTNING Dark Blue Size34 SOLD

    いまさら説明の必要もないかと思いますが、
    先日の402はライトニングのロング丈バージョンですが、こちらはショート丈のライトニングです。
    確かにライトニングは少し着丈の短いジャケットなのですが、
    それでもこのデザインにはショート丈が良く似合います。
    今も昔も定番となっていることが、何よりこのデザインの完成度を物語っていると思います。

    34インチですが若干大きめに感じます。
    着方によっては普段34インチの方でも36インチを着ている方でも着用できるサイズ感です。

    そして今回も特筆するべき部分はこのカラーです。画像でもわかると思いますが、
    青味の強いダークブルーの中でもブルーに近い色になります。
    ヴィンテージではジャケットの種類によって現存するサイズや色が違うことは最近のブログで既にご説明済みですが、
    ライトニングでブラックなら時間をかければ良い物を手に入れることができるかもしれませんが、
    ブルー系は散々物がない理由をご説明したとおり、待って出てくる物ではありません。
    しかも今日紹介するのはコットンライニングの、色物では初期型といえる時代の物です。

    更に今回は色だけではなく、他の部分にも踏み入ってみたいと思います。
    それはもちろん革なのですが、ヴィンテージの同年代の同じモデルでも、
    革の厚みや柔らかさ硬さそれぞれ違います。
    個体差という程度の微妙な違いの物もあれば、明らかに意図的に薄く、または厚くしているような物もあります。
    革の好みは人それぞれ違いますが、
    大きく分けるとしたらバイク専用のジャケットであればあまり薄くて軽い物は物足りないかもしれませんし、
    逆に街着の人の場合、硬すぎたり重すぎるのは近年好まれていません。
    そして今回のダークブルーライトニングですが、ヴィンテージの中でも薄手で柔らかく、
    とても着易い部類に入るジャケットです。
    当時バイカーのギアとして売っていたジャケットで、
    これだけ薄くて軽いジャケットを作っていたのは少し謎がありますがとにかく着易いです。
    状態が良くきれいなジャケットですが、程よくアジも出ていて雰囲気があり、
    何よりシャツのように軽く着られるのが良いです。
    ヴィンテージで珍しいモデルやカラーの場合元々選べるほど数がありませんので、
    欲しいジャケットで自分に良いサイズがあっても、革まで好みの物に出会うことは非常に稀です。
    しかしこのライトニングは小さいサイズで薄手で軽い革なので、
    ライダースを普段着としてストレスなくガンガン着たい人には、形も色も着心地も最高です。

    サイクロン程ではありませんが、ライトニングのブルー系でこのサイズ、状態は中々の高額になります。
    しかし唯一無二のジャケットをお探しの方には最高のジャケットです。
    この辺の一級品は、どんなに欲しくてお金を用意してもタイミングが悪ければ絶対に手に入れることはできません。
    これは多分、もう次がないような気がするジャケットです。


    興味のある方は直接価格やサイズ、状態などの詳細をお問い合わせ下さい。



    ADDICT CLOTHES  
    石嶋 聡







    2011年03月18日(金)

    昨日告知した、日曜日発売の ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE AD-02 SHEEPSKIN DOUBLE RIDERS JACKETのご紹介です。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE AD-02 SHEEPSKIN DOUBLE RIDERS JACKET
    Black Size 34, 36, 38, 40. 


    先に紹介済みのホースハイドのダークブルーと同じ形です。
    60年代後半から70年代初期頃のイギリス製ライダースに使われている革に似た雰囲気の革ですが、
    手触りを更に良くしています。
    以前発売したエポレット付きシングルもシープスキンでしたが、今回はまた少し違った雰囲気に仕上げました。
    手触りの良さはそのままですが、全体的にシボの多い革を使用しているのでオールド感が強調されています。
    更に下の画像のように擦れた部分は革の地の色が見えるようになっています。



    剥げないほうが好きな人もいるかと思いますが、
    今まで発売した中では一番着用後の雰囲気がOLD VINTAGEに近くなります。
    画像は共に私がしばらく着ていたジャケットです。
    発売する製品には塗っていないオイルを余分に入れましたので、ツヤが増しています。
    もし近い状態にしたい場合は購入時に直接お問い合わせ下さい。
    一部のヴィンテージジャケットのように色が剥げてくるのが気になる人にはお勧めしませんが、
    ヤレたヴィンテージジャケットの雰囲気が好きな人には自信を持ってお勧めします。

    ジッパーはもちろん全てオリジナルジップ、裏地は綿なしのコットンキルティングです。

    UKライダースの象徴ともいえるこのデザインは、
    60年代当時から今まで数え切れない程のジャケットがリリースされてきたと思います。
    私は今まで散々ヴィンテージを見て販売してきました。
    デザインは過去に幾度となく発売されているものであっても、
    それらとは違うオーラやこだわりを反映させたジャケットを世に出したいと思っていましたし、今後もそうです。
    そしてヴィンテージのプロである自分でも欲しいジャケットが完成しました。
    作り手としても一消費者としても非常に満足しています。


    20日日曜日の13時から発売となりますが、前回までの問題点を踏まえ、
    通販のオーダーは発売日の18時からとさせて頂きます。予めご了承下さい。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋 聡 







    2011年03月09日(水)

    予約を受け付けていたADDICT CLOTHES NEW VINTAGEのホースハイドダブルライダースですが、
    火曜日で予約を締め切らせていただきました。たくさんのご予約ありがとうございました。
    予約分に関しましては、予約順に入荷次第ご連絡させていただきます。
    店頭発売日は決まり次第ブログでご案内させていただきます。

    約1ヶ月NEW VINTAGEで忙しくてOLD VINTAGEが全く紹介できていませんでしたが、
    スペシャルを初め色々入荷しています。
    その中からルイスレザーのブルージャケットをご紹介します。




    Lewis Leathers 70’s 402 LIGHTNING  Blue Size38 SOLD


    UKライダースのスタンダードデザイン、ライトニングのロング丈バージョンです。
    402に多いのですが、38インチですが少し大きめのサイズ感です。
    40インチを着ている人でも着れそうな感じがします。
    ノーマルライトニングに比べリリース期間が短い為、
    ヴィンテージではノーマルライトニングに比べ数が少ないことは、ヴィンテージファンなら知っていると思います。

    そして今回特筆するべきところはこのカラーです。
    先日のADDICT CLOTHES NEW VINTAGEのDARK BLUEカラーのブログでも書きましたが、
    UKライダースの魅力の一つとして、豊富なカラーバリエーションがあります。
    その中でもダークブルーやブルー、ターコイズブルーというのは熱狂的なファンがいるのは周知の事実です。
    ライトニングは現在のヴィンテージのタマ数を見ても、
    当時のルイスレザーのラインナップの中でもモンザ系と並び最大のヒットモデルだったはずです。
    ヴィンテージの中でもタマ数の多いライトニングですが、
    モンザと違いブルー系はほとんどありません。おそらく90%以上は黒になると思います。
    ではなぜ、カラージャケット全盛の70年代にヒットしていたライトニングにブルー系がこれほど少ないのでしょうか?
    同じ70年代のヒットモデルのモンザでは、ブルーやターコイズは無いにしても、ダークブルーはかなりの数があります。

    以前仕入れでイギリスに行った際、
    70年代当時にリアルタイムでルイスレザー等のジャケットを買っていた方達と話していた時に面白い話が聞けました。
    60年代からずっと黒一色で展開していたライダースジャケットですが、
    70年代初頭から一気に派手なカラーが増えてきます。
    当時リアルタイムで買っていた人の話だと、すぐにそれを受け入れられたわけではなく、
    どちらかというと、こんなまぶしい色したジャケット着れるか!みたいな反応だったようです。
    それは50年代~60年代に黒一色でイギリスのモーターサイクルジャケットシーンをシェアしてきた、
    ブロンクス、ライトニング、襟付きシングルでは尚更抵抗があったと言っていました。
    上記の3つのスタイル=黒というイメージが10数年間で根付いていたわけです。
    これを聞いて、ブロンクス、ライトニング、襟付きシングルにブルーやターコイズが少ないことが理解できました。
    もちろん当時の全ての人が同じことを思ったわけではないでしょうが、
    こんな理由もあってヴィンテージで青のライトニングやマニラ、襟付きシングルを探しても中々見つからないのです。

    今回の402はミントコンディションです、とは言えないですが、
    ヴィンテージブルーレザー特有の黒ずみがアジとなっていてとても良い雰囲気です。
    所々地のベージュぽい色が見えている部分がかなりかっこいいです。




    顔料が剥げて地の色が見えているジャケットを状態が悪いと言う人もいますが、ちょっと意味が違いますよね。
    この辺はまた長くなるので割愛しますが、
    とにかくアジの出た雰囲気のあるジャケットが好きな方にはお勧めの1着です。


    興味のある方は直接価格やサイズなどの詳細をお問い合わせ下さい。


    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡



    2011年03月02日(水)

    現在発売中の雑誌、HUGEにADDICT CLOTHES NEW VINTAGEのホースハイドダブルライダースが、
    ライトニング別冊のVINTAGE LEATHER JACKETには、
    私の私物数点といくつかのヴィンテージルイスレザーを紹介していただいています。

    ライトニング別冊はUSヴィンテージがほとんどですが、
    戦前のアメリカ物~UKまで、写真と言えどこれだけの一級のヴィンテージを見れるだけでも楽しいです。
    ヴィンテージファンはもちろん、ヴィンテージは持っていないけど興味はあるという方ならぜひご覧下さい。

    HUGEではここらしいセンスの良い写真で、
    今月発売のNEW VINTAGEダブルライダースを紹介していただいています。
    雑誌の説明にもありますが、掲載されているホースハイドダブルライダースのダークブルーカラーと同時に、
    同型のシープスキンのブラックも発売になります。
    こちらは後日ブログでもご紹介しますのでご期待下さい。

    現在予約受付中のダブルのダークブルーライダースですが、当初の予定数がほとんど埋まってきました。
    空きの数にもよりますが、あと1週間ほどで予約は終了しますので、気になっている方はお早めに。
    予約分以外とシープのブラックは3月20日~25日頃の発売を予定しています。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡







    2011年02月24日(木)

    今日はADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの新しいジャケットのご紹介です。
    ホースハイドのダークブルーカラーは、
    現在サンプル展示&予約受付中のダブルライダースの為に別注した革なのですが、
    個人的な欲求もあり、少量ですが襟付きシングルタイプも作成することにしました。




    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE AD-01 HORSEHIDE CENTER ZIP JACKET
    Dark Blue  Size 34, 36, 38, 40.  


    少量生産の為、告知は店頭でのみ行っていましたが今週の日曜日27日に発売します。

    UKライダースで青系のカラーというとダブルジャケットをイメージする方が多いと思います。
    確かにヴィンテージの場合でも、カラージャケットが多く発売された70年代当時のイギリスでも青系はダブルに多く、
    シングルもあることにはありますが画像のような襟付きシングルスタイルではなく、
    立ち襟のシングルやパッドジャケットなど、レーシーな雰囲気の物がほとんどです。
    これは先日のヴィンテージブロンクスについてのブログでも書きましたが、
    襟付きシングルは60年代以前のポピュラーなスタイルで、
    この時代はレザージャケット=黒 という時代だったわけです。
    その後70年代に入りカラージャケットが出回りだすのですが、
    その頃には襟付きシングルは当時の流行もあって、それほどポピュラーではなくなっていたのです。
    その為ヴィンテージでも襟付きシングルのブルーやダークブルーはほとんど見かけることがありません。
    それはダブルジャケットの比ではありません。

    この辺の流れを知っていて、というわけではないと思いますが、
    現在作られている新品のライダースでも襟付きシングルは黒が圧倒的に多く、
    意外にこのカラーのシングルは無いような気がします。
    確かにすごくシンプルで一見物足りなさも感じるデザインです。今回はエポレットも付けませんでした。
    しかしADDICT CLOTHES NEW VINTAGEでは各ディティールを追求して作り込んでいます。
    革の色味から質感はタンナーに細かく指定して別注し、
    ジップテープの色や金具の質感はそれぞれ変えています。シルエット諸々は勿論です。
    上の画像はまだ未着用の状態ですが、
    着用するにつれホースハイド特有のツヤが増し更に奥行きのある1着になります。



    ダブルの先にこのシングルを発売することになりましたので、
    これでADDIT CLOTHES NEW VINTAGEではシングルジャケットが3連続になりました。
    確かに世の中の需要の通りライダースデザインの醍醐味は装飾の多いダブルジャケットにあると思います。
    しかしシングルはシンプルで良い意味で主張しないのが魅力です。
    このシンプルなUKスタイルのシングルジャケットはジャンル分けされがちなファッションの中で、
    イギリスが好きでもアメリカが好きでも、カジュアルでもきれい目でも合う万能なジャケットだと思います。

    レザーライダースがファッションブランドのメインアウターになってから早数年が経ちますが、
    私にとってライダースはその前から普段着でした。
    ただ素材がレザーで袖口がジップ開きになっているだけで、例えるならシャツを着る感覚とほとんど同じです。
    季節にもよりますが、ほとんどジッパーも開けて着るくらいシャツと同じ感覚で着ています。
    みなさんがTシャツやサーマルで寒いときにシャツを羽織るように、
    私はシャツの代わりにライダースを羽織るだけです。
    私がそんな日常着として長年着ているのが、このイギリスの襟付きシングルスタイルのジャケットです。
    UKライダースのスタンダードデザインと言えば、フロントに4つポケットが付くライトニングスタイルだと思います。
    しかし私個人のスタンダードはこの襟付きシングルです。

    私が作った襟付きシングルジャケットをきっかけに、
    ライダースをシャツのように肌身離さず着る人が増えてくれると嬉しいですね。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋  聡






    2011年02月19日(土)

    今日は次にADDICT CLOTHES NEW VINTAGEで発売されるダークブルーレザーについて話したいと思います。

    世間一般ではあまり多いとは言えないダークブルー/ネイビーのレザージャケットですが、
    ルイスやハイウェイマン等のヴィンテージジャケットに興味のある方なら、
    既にこのカラーは見慣れた色だと思います。USヴィンテージの歴史を見てみると、
    1番多いのはもちろん黒、2番目に多いカラーは茶色です。
    その為昔からアメリカ製の物を多く見慣れているライダースファンからすると、
    ライダース=黒か茶という意識が強いと思います。
    しかしカラージャケットが多く発売された70年代のイギリスでは黒に続く色は紺(ダークブルー)でした。
    もっと明るいブルーや昨日のブログで紹介したターコイズブルー等も打ち出していましたが、
    洋服としての着易さを考えた時に、当時黒に続いて多く支持されたのがダークブルーカラーです。
    確かに洋服として見ても、黒いパンツにダークブルーのライダースというのは、上下黒ほど重くなく、
    青やターコイズブルーほど派手じゃなく、
    当時のイギリスから現在の日本まで幅広く人気がある理由が良くわかります。
    日本人がブルーデニムばかり履いていることからもわかりますが、どうも日本人は潜在的に青が好きみたいですね?

    以前雑誌のインタビューやブログでも言いましたが、
    私が十数年前に初めて買ったルイスのヴィンテージもダークブルーカラーでした。
    それまで古いライダースと言えば、黒や茶が多く形も自分の好みに合わないと思っていたのですが、
    初めて買ったそれは着丈も長く程よく細身で10代の私には衝撃でした。
    その当時の新品のデザイナーズブランドではなく、
    数十年前にリアルバイカーが着ていたジャケットがこんなに服としてかっこいいなんてすごい事ですよね。
    逆に言うと、当時リアルに着ていた物だから今これだけかっこいいのだと後に気がつくわけですが、
    この辺は長くなるのでまた今度。
    ラインナップの中に紺や青があったのも、
    私がバイク用ではなくファッションとしてのめり込んでいった理由だと思います。
    昨日のブログでも書きましたが、
    この時代のダークブルーやブルー、ターコイズブルーのジャケットには他には無い魅力があります。
    このブログを呼んでいる方の中には、同じことを感じてのめりこんだ人も多いと思います。


    ヴィンテージでは同じダークブルーでも質感や色味など様々です。
    ほとんど黒に近い場合もあれば、青に近い場合もあります。
    店頭にあるヴィンテージレザーのダークブルーだけでもこのように違いがあります。



    このサイズの画像ではわかりにくいかもしれませんが、
    左のヴィンテージジャケットはツヤがかなり多く少し赤みがあります。右は逆にマットな感じですね。



    右もダークブルーですが、少し暗いところで見るとほぼ黒に見えるくらい濃い色です。
    個人的にはこれも好きですが、
    左は少し青の強い、私が最も好きな色あいの70’sダークブルーです。
    このジャケットはミントコンディションで試着くらいしかされていない状態なのですが、
    これはほとんど着用されていない状態でも、
    革製品に多い悪い意味での新品感が無く、ツヤも程よくあって、実際の革の質感もしなやかで着易いです。


    そこで既にご紹介済みのダブルライダースで使用する為に別注した革がこちらです。



    上の左の画像と比べるとわかると思いますが、かなり良い雰囲気に持っていくことができました。
    ダブルライダースを作るのに3度サンプルを作ったと以前のブログでも言いましたが、
    革もその度に改良して3回目ですごく良い雰囲気に仕上げることができました。
    もちろん実際に2つを比べるとカウハイドとホースハイド、
    厚みや重量が違うので全く同じではありませんが、満足できる仕上がりです。
    着用するにつれ、ホースハイド特有のツヤが出てよりいっそう雰囲気が出ると思います。
    馬革と言うと、昔多かった硬くて鎧みたいな馬革イメージする人も多いようですが、
    上のヴィンテージのようにしなやかで着易い馬革です。


    十数年前にヴィンテージライダースに魅せられ、私は今まで誰よりも多く良いジャケットを見てきたと思います。
    扱ってきた数は既に1000着をゆうに超えています。
    その分理想が高く自らハードルを上げてしまい、ジャケット製作を始めてからは今まで以上にライダース、
    または素材である革と向き合う時間が増えました。
    普通なら考えられないくらいの時間を1つのジャケットに費やしていますが、
    自分が昔感動した物を十数年後に追求して世に出し、同じ物が好きな方達に喜んでもらえていると実感しています。
    正直な所、ジャケット作成を始める前に比べ現在のほうがより一層苦労は増えましたが、
    良い物が出来たときの感動と、認めてもらえた実感が得られると、
    増えた苦労を差し引いてもその苦労はそんなに悪いものではないですね。


    工場に戻していたダブルライダースのサンプルですが、20日日曜日から再度展示することが可能になりました。
    まだ予約は受け付けていますので、ご興味のある方はぜひ実物をご覧になってください。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋  聡



    2011年02月18日(金)

    先月末からブログでNEW VINTAGEの話が続きましたので、
    今日はSPECIAL VINTAGE JACKETを2点ご紹介したいと思います。

    まずはこちら。




    Lewis Leathers AVIAKIT 70’s BRONX Dark Blue 34   SOLD


    元々ルイスレザーの代表的モデルでありながら、
    アメリカ的なディティールのエポレットやウエストベルト、アクションプリーツを持つ為か、
    現在ではその後に発売されたライトニングやサイクロンに隠れた存在になっているジャケットです。
    しかし、現在ヴィンテージブロンクスの人気がライトニングやサイクロンに比べ劣る1番の理由は、
    一般的な日本人がジャストサイズで着用できるサイズが無いことだと思います。
    好みはあると思いますが、UK,USどちらのディティールも持つこのデザインは、
    ライトニングやサイクロンには出せない独特の雰囲気があります。

    日本人サイズが無い理由ですが、ブロンクスは1956年に発売されてから60年代に多く販売され、
    コルセアを初めとする襟付きシングルジャケットと共に60年代を象徴するジャケットになりました。
    しかしこの頃は当時の写真を見てもわかるのですが、
    今と比べてもややゆったりとしたサイズ感でレザージャケットを着ています。
    イギリスでは40インチ前後が最も多いサイズなので、必然的に40インチや42インチが多くなるわけです。
    70年代に入ってからはバイクのスタイルも60年代と変わり、
    パッドジャケットが出揃った頃にはタイトなシルエットが好まれるようになっていきましたが、
    その頃にはブロンクスや襟付きシングルは古臭いデザインになっており、
    60年代に比べあまり売れていなかったようです。
    こうした理由からヴィンテージジャケットではブロンクスや襟付きシングルの小さいサイズがないのです。
    ましてや黒以外のカラー物になるとさらに無いというのは言うまでもないと思います。

    過去にも34インチや36インチのブロンクスを販売していますが、
    ジャストサイズのブロンクスを購入された方々はみなさんとても気に入っています。
    エポレットやベルトなどデザインが多い分好みも分かれますが、
    はまればオンリーワンな1着になるのは間違いありません。

    上の説明でブロンクスの小さいサイズがどれだけ無いかがわかっていただけたと思います。
    サイズが合いそうな方で興味のある方は、直接価格やサイズなどの詳細をお問い合わせ下さい。


    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡


    2011年02月18日(金)

    それでは先ほどのブロンクスに続いて2着目のご紹介です。




    Lewis Leathers AVIAKIT 70’s Ladies CYCLONE Turquoise Blue 36  SOLD

    言わずと知れたヴィンテージルイスレザーで最も高額なジャケット、サイクロンです。
    その中でもこのターコイズブルーは派手な色の為か当時の生産数も少なく、
    ヴィンテージルイスでは特別な存在のカラーです。
    一見とんでもなく派手な色ですが、
    ヴィンテージレザー特有の色褪せや小傷のおかげで意外とすんなり着れてしまうのが人気の秘訣だと思います。

    数年前のカラージャケット一辺倒の時代に比べれば少し落ち着いた感はありますが、
    それでもヴィンテージルイスでこのカラーを欲しいという方は多く、頻繁に問い合わせを頂いています。
    数が少なく手に入れることのできる人が限られるせいもありますが、
    ヴィンテージルイスやハイウェイマンのブルー系のジャケットには何とも言えない特別な魅力があるのは確かです。
    ましてやサイクロン×ターコイズブルーとなると、年に1着入荷があるかないかで、
    メンズジャケットに至っては最後に入荷したのがもう3年も前になります。

    こちらはレディースジャケットなのでもちろん女性にも良いのですが、
    サイズをカスタムオーダーしている為か、通常のレディースジャケットとは少し違ったサイズ感です。
    着丈は通常のレディースジャケットより少しだけですが長く、袖丈はメンズジャケット同様にあります。
    小柄な男性ならウエストのシェイプやダーツはありますが、着用できる人もいるのではないでしょうか?

    メンズのサイクロンでもブラックやダークブルーならお金を積めば買うチャンスもあると思います。
    うちでも今のところ、年に何着かですが入荷があります。
    ただターコイズブルーのようなレアピースはいくらお金があっても無い物は用意できないので、
    気になる方はこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。

    価格やサイズなどの詳細は直接お問い合わせ下さい。



    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡



    2011年02月06日(日)

    この1週間ブログの内容がほとんどADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの話だったので、
    今日は私とADDICT CLOTHES NEW VINTAGEのルーツであるORIGINAL VINTAGEのご紹介です。




    LEWIS LEATHERS AVIAKIT 70’s CYCLONE Black 40  SOLD

    言わずと知れた人気モデルなので今更説明の必要は無いかもしれませんが、
    70年代当時のルイスのラインナップの中でも特に生産数が少なく、
    ヴィンテージでは中々見つからないジャケットです。

    今回入荷したブラックサイクロンですが、少し訳ありの為通常より安い価格になっています。
    多分気にならない人も多いかと思いますので、比較的手頃な価格で購入できるチャンスだと思います。
    ぱっと見のダメージ等はなく問題ありません。
    興味のある方は実寸や価格、どう訳ありかは直接お問い合わせお願いします。

    高くてもいいからもっと完璧な1着が欲しい!、
    という方は、現在36インチの完璧なサイクロンが1着在庫でありますので、
    そちらも興味のある方は直接お問い合わせ下さい。



    ADDICT CLOTHES 
    石嶋 聡




    2011年02月05日(土)

    本日発売したシープスキンシングルライダースですが、
    おかげさまで初日でほとんどが売れて在庫は40インチ1点のみとなりました。

    私が今まで経験してきたライダースに対する思いを全てぶつけて製作に励んでいる
    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEですが、
    今日買っていただいた方々とお話させていただいた限り、
    連日ブログでどういう思いや狙いで各素材やパーツを選び作っているかを良く理解していただき、
    実際にジャケットを見て気に入ってくださっていると実感しました。
    元々ブログ等は苦手な性格なので昔はほとんど更新していなかったわけですが、
    昨年のデビュー作発売前頃から頻繁に更新するようになり、
    特にここ数日は他の作業で時間の無い中、仕事の合間を縫って伝えたいことを書き綴ったのですが、
    その甲斐があったと実感しています。
    またこれを励みに良い物作をしていきたいと思います。

    シープスキンシングルは40インチ1点のみとなりましたが、
    告知どおりホースハイドのダブルライダースの展示、予約はしております。
    また日を改めて、このダブルライダースをより詳しくご紹介させていただきますが、
    ご興味のある方は実物をご覧いただけますのでぜひお立ち寄り下さい。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋  聡







     

    2011年02月03日(木)

    今日は昨日の告知通り、
    2月5日のシープシングルライダース発売と同時に用意してあると言ったニュースのご紹介です。

    昨年の第1弾発売時から問い合わせの多かった、ダブルライダースが完成しました。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE AD-02 HORSEHIDE DOUBLE RIDERS JACKET
    Dark Blue Size 34, 36, 38, 40. 


    形はもはやこのジャンルに詳しくない人でも1度はどこかで見たことがあるであろう、
    イギリスの伝統的なデザインのダブルライダースです。
    60年代から70年代のイギリスでも、LEWISやHIGHWAYMANを始め、
    BELSTAFFやKETT,CHAMPION/RIVETTS等、
    古着市場ではノーブランドと言われているメーカーまで、
    当時のほとんど全てのメーカーがこのデザインのジャケットを作っていました。
    当時も複数のメーカーが似たデザインを作っていることが多くあったのですが、
    このデザインは他のジャケットに比べ最も多くのメーカーから発売されていました。
    今回これだけポピュラーなデザインのジャケットを製作するにあたって、
    どのように更に良いものに仕上げていくかが大きな課題でした。
    個人的にはこれだけ完成したデザインの物に、
    いきなり取って付けたようなディティールは付けたくないという思いがあります。
    昨日のジッパーのブログでも触れていますが、
    まず最初は私が今まで見てきたヴィンテージの中で惚れ込んでいる物をベースに、
    更にどれだけ完成度を高められるか、そこが目標です。
    しかし些細な部分では、ヴィンテージに詳しい人がよーく見ると、
    いくつかのオリジナルジャケットのディティールが混ざっていることも分かると思います。

    実は当初、このジャケットを完成させるのにこれだけ長い時間がかかるとは思っていませんでした。
    既に完成しているシングルジャケットに比べ、
    ポケットの数や総パーツ数が多いので複雑だとは思っていましたが、
    今までの扱ってきたヴィンテージのデータや所有しているサンプルを見れば普通にできるかな、と甘い考えでした。

    そして最初に作成したサンプルはまぁ悪くはないけど…..という程度。
    まさかこれで発売するわけにはいかず、そこから革を変えて再オーダー、
    型紙もほぼ一から引き直し、しばらくしてセカンドサンプルが完成しました。
    狙い通りセカンドサンプルで随分良くなり、既に十分発売しても良い程度まで仕上がりました。

    多分これで発売しても売れたと思います。
    しかし数日間ジャケットを眺めていると、このままでも良い出来だけど良質のヴィンテージに負けないと言えるか? 
    というと、まだ弱いというのは私が一番良くわかります。
    既に2度作っているのでそれを認めたくないけれど、もう1回作り直せばもっと良くなる。 
    これを実感している以上、作り直さないわけにはいきません。
    そこで更に革を微調整するように再々オーダーし、
    型紙も少しの変更のつもりが色々試したいこともあり結局ほとんど引き直し。
    ジッパー、金具などのパーツも再加工しました。もう既に修正というより新しい型を作るのと同じ作業です。

    それで最終的に仕上がったジャケットが上の写真のジャケットです。
    最終的には更に微調整しますが、それは説明されなければわからない部分です。
    縫製後更に自分たちで手を加えていますので、
    画像を見てわかるとおり最初から少し馴染んだ質感になっていますが、これはまた次回説明します。

    上で説明したとおり、当時から似たデザインで多くの物が存在するわけですが、一見同じようなデザインでも、
    ジッパーやポケットの高さや長さ、角度、ステッチの幅、襟の形等全て違うディティールを持っています。
    今まで数え切れないくらい同デザインのヴィンテージを扱ってきましたが、
    同じデザインでもバランスの異なるヴィンテージをもう1度数十着比べ、
    ディティール、シルエット、パーツ、全体のバランス全てを3度のサンプル作成によって調節し、
    完璧に仕上げた1着です。

    前回のホースシングルもそうでしたが、土曜日に発売されるシープシングルもパーツが少なくシンプルな分、
    デザインとしては見た目のインパクトが少なくダブルに比べ玄人好みだと思います。
    それはデビュー作のホースシングルを買っていただいたお客さんの顔ぶれでも改めて実感しました。
    私はそのシンプルで繊細な雰囲気と、レザーというハードな素材のバランスが非常に好きで、
    今度発売されるシープシングルも非常に気に入っています。
    しかし、多分このダブルジャケットはデザイン的にもより多くの人に良さが伝わると思っています。

    こちらのダブルライダースの発売予定は3月の中旬頃を予定しています。
    そこでまだ発売まで日にちがあることもあり、サイズは36インチのみになりますが、
    2月5日から上の写真のサンプルジャケットを展示いたします。
    途中縫製工場にサンプルを戻さなければいけませんので、
    予定では展示期間が2月5日~13日、その後は2月20日頃からまた展示できると思います。
    別注のホースハイドやシープスキンシングルとは若干違うパーツを付けますので、
    ご要望が多くても生産できる数に各サイズ限りがあります。
    実際に見てサイズが合う方は袖を通して気に入っていただければ、今回は発売前ですが予約もお受けできます。
    予約時のお支払いに関してはその際にお問い合わせください。


    来週になるとは思いますが、もう少し各パーツやディティールに寄った説明をブログでしたいと思っています。
    その前にお時間のある方はぜひ実物をご覧ください。


    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  
    石嶋 聡



    2011年02月02日(水)

    昨日からの続きになりますが、ライダースを作成するにあたって、革やシルエットにこだわるのは当たり前です。
    もちろん今まで数多くの良質なヴィンテージを扱っていますので、中途半端なものは自分自身が納得できません。
    例え革も狙い通りのものが使え、シルエットもいい、
    でもジッパー等の付属品が既製品の中で何となく選んだ物になっていたらせっかく拘ったジャケットが台無しです。
    先日のリペアのブログでも書きましたが、
    ジッパーなんてどうでもいい人もいると思いますが、私はどうでもよくありません。

    そこでまずは国内外のジップメーカーの既製品を調べて、
    自分が使いたい形のものが無いか、無いなら別注できないか調べました。
    しかしヴィンテージスタイルの引き手やエンドボックスを作っているジップメーカーのデザインは、
    どれもUSヴィンテージウェアについているような形状の物ばかりです。
    そっちの物はかなり忠実にデザインベースとして使われている商品が既にたくさんありますので、
    需要もあるわけです。
    しかしこっちはUKヴィンテージ。ルイスルイスと言われるようになって随分経ちますが、
    広く見ればまだまだマイナーな存在です。
    そこで私が望む形状のジッパー3種類(フロント、ボール、袖)と、
    フロントジップのエンドボックスを作れる所は無いか探し始めたわけですが… 

    国内外のジップメーカーに聞いてみると、メーカーが所有する既成の型を使うのではなく、
    こちらからの持ち込みデザインの場合、
    消化するのに一生掛かるような数のオーダーが必要と、どのメーカーからも返事がきました。
    さすがにそれでは一千万円単位のとんでも無い金額になりますので、そこでジップの件は一度断念したわけです。
    現実を思い知らされ、その時世の中のジャケットの多くが既製品のパーツを使っている理由が分かりました。
    ジッパーに関しては、理想に近い物を作ることはできるけど、売り物としてコストを考えると作れないということです。
    それからもう1度既製品の中でなんとか希望に近いものや、
    それを加工して近づけることができないか調べましたが、やはり良い結果はでませんでした。

    しかし、どうしても私の好きなヴィンテージと同じ形状のジッパーを付けたいという思いを諦めきれず、
    しつこく色々探していたときに、
    1件できるかもしれない所を見つけましたが、話してみると担当者の反応はイマイチ….. 
    結局駄目だった他の工場と同じ展開になりかけましたが、途中私が言った一言で、一気に現実的になりました。
    ここでは内容は言えませんが、あの時途中で諦めていたら、
    今ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEを作っていなかったと思います。

    しかしそれでも生産ロットは非現実的な数でした。
    普通服を作る場合、デザインや素材から入ってそれに合う付属品を既製品から選び、
    もし合うものが無ければある程度大きいブランドならオリジナルで作成することもあります。
    しかし大体はジッパーの引き手のみ作る場合がほとんどです。最近ジーパンは多いですね。
    ライダースならフロントジッパーの引き手だけか、こだわるブランドなら袖ジップの引き手も作るかもしれません。
    引き手2種類だけなら莫大な費用にはなりませんし、
    大きいブランドなら大量に作らざるを得ないロットも一定時期で消化することができます。
    しかし私のような小さい店を一つ持っているような規模では到底消化できません。
    見積書の金額を見て躊躇してしまい別注を辞めようかとも思いましたが、
    私がジャケットを作ると決めた当初のコンセプトである、

    良質なヴィンテージジャケットに見劣りしない物が作れるのか? 
    私自身が欲しいと思える新品のジャケットが作れるのか?

    これを成し遂げるには見積書を見てビビッているわけにはいかず、
    ライダースのジッパーに払う金額ではありませんでしたが、実現させたわけです。




    フロントはイギリスで60年代~70年頃までによく使われていた引き手の形状をそのまま再現しました。
    引き手には通常メーカー名かその頭文字が入りますので、そこはもちろんADDICTです。
    フロントジップ下のエンドボックスは既にリペアブログでもご紹介済みですが、無骨なスクエアタイプです。
    当時のイギリス製ライダースには細かく分けると色々な形状のものがありますが、この形状が一番好きです。




    袖ジップは、引き手をイギリスで60年代から70年代に最も多く使われていた形にあわせ、
    文字は頭文字のAを、型抜きではなく当時と同じプリントです。



    ボールジップは似たものが既製品でもあるのですが、
    個人的に細かい形状の部分で好きになれなかったのでオリジナルで作成しました。
    色はヴィンテージでよくある、鈍く黒ずんだ質感を再現しました。

    ほとんどの人はどうでもいいと言うかもしれませんが、個人的には大満足です。
    これだけ苦労して費用も掛かったジッパーですが、そのまま売値に上乗せして価格に反映させるつもりはありません。
    金具1つまで気に入らないものは付けたくない、
    多分UKヴィンテージライダースに世界一没頭してきた、私の只のわがままです。

    現在ではブログで何度か紹介しているとおり、リペアでもオリジナルジップを使えるようになり、
    昔私自身が一消費者の立場のときに困っていた、
    ヴィンテージのリペアも完璧にできるようになり、お客さんには喜んで頂けています。


    ヴィンテージライダースに関してはプロ中のプロですし、
    新品の服を売る仕事には過去就いていましたが、服作りに関しては素人でした。
    革についても今まで見てきた物の莫大な経験はありますが、
    それは感覚の話で革のタンナーさん等に比べれば専門的な知識は当たり前ですが浅いものでした。
    それがジャケットを作るにあたって、
    色々な革業者さんやタンナーさんとお話しすることによって専門的な知識が付き、
    今までの数々のヴィンテージを見てきた経験からくるニュアンスと、
    革のなめしや仕上げ、原皮等の専門的な知識が揃い、良い物が作れるようになりました。
    縫製も知人の紹介で誰もが知っているブランドを縫っている工場を使うことができるようになり、
    シルエットを決める上で重要な、上手いパターンナーさんにも協力していただけるようになりました。
    細かい部分でサポートしてくれるスタッフにも感謝しています。
    これで狙い通りの素材、パーツ、工場、パターンナーさんやスタッフ全てが揃い、
    2年越しのADDICT CLOTHES NEW VINTAGEが始まったわけです。

    今このブログを読んで頂いている方の中には、
    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEをすごく楽しみにして頂いている方もいるかと思います。
    ただ全てが揃った今、当初のコンセプトどおりNEW VINTAGEを一番楽しみにしているのは多分私自身だと思います。
    この時点でもう既に、私の中ではADDICT CLOTHES NEW VINTAGEは成功したと言えます。
    あとは今まで私の見てきた良い物を色々な形にして、
    オリジナルヴィンテージ同様追及して紹介していきます。

    長くなりましたが、
    やっとADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの誕生までの道のりを話しをすることができましたので、
    先日のブログで発売日に用意していると言ったニュースを明日ご紹介したいと思います。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋  聡



    2011年02月01日(火)

    今日はADDICT CLOTHES NEW VINTAGEの第二弾以降のジャケットに付く付属品をご紹介します。
    2年前からのことを思い出しながら書いていると、
    多分すごく長いブログになってしまうと思いますので、2日に分けて書こうと思います。
    長くて読むのが面倒だと思う方は飛ばして頂いても結構ですが、ADDICT CLOTHES NEW VINTAGEには、
    たかがジッパーにも作り手の強い思いが込められていることが分かって頂けると思いますので、
    興味のある方は最後までお付き合い下さい。


    まずバックルやボタンはデビュー作のホースハイドシングルジャケットと同様の形のものになります。
    形状は同じですが、微妙に色味が違うものをいくつか用意していますので、
    ジャケットのデザインや色によって組み合わせを変えていきます。



    バックルとボタン以外でライダースのパーツといえば、革と裏地の素材を除けば後はジッパーだけです。

    年末に発売したデビュー作のホースハイドシングルライダースには、
    全てデッドストックのヴィンテージジップをつけましたが、
    やはりその部分に強く反応するのは普段からヴィンテージを着ている方達です。
    15着のうち、半分くらいはヴィンテージジャケットを何着か所有されている方々に購入していただいたと思います。
    私は新品のジャケットを作る場合、
    ヴィンテージを持っていない人達に私が感じてきた良い物の感覚を提案することはもちろん、
    オリジナルヴィンテージを着ている人たちにも認められる物を作りたいと思っていましたので、
    満足できる結果になりました。

    更に話をさかのぼってくと、2年前にはジャケット製作に向けて少しずつ動き出していて、
    丁度その頃イギリスで知人からヴィンテージジップを購入することができ、
    最初に作るジャケットにはこれをつけようと思ったことを覚えています。
    しかしそれと同時に、
    デビュー作に付けたヴィンテージジップに見劣りしない物を2作目以降に用意しなければいけなくなりました。

    そもそも私がジャケット製作を始めたのは、今まで見てきた、
    または所有している良質なヴィンテージジャケットに見劣りしない物が作れるのか?
    それとも誰も作ろうとしていないからこの世に無いのか?という疑問があったからです。
    完全に同じ物を作るのは無理なのでそれを目指すつもりはありませんが、
    上で言った良質なヴィンテージに見劣りしない物が作れるのか?
    すなわち、私自身が欲しいと思える新品のジャケットが作れるのか? というのがテーマでした。

    例えばヴィンテージジャケットは擦れたり色褪せたりで革の色や金具の色も変わっています。
    それを経年変化と言い、普通はネガティブに捉える傷や色褪せや汚れをアジと言うのです。
    傷や色褪せ、汚れがあれば見た目が新品と違うのは当たり前ですが、私の言う良質なヴィンテージは、
    デッドストックやミントコンディションのきれいな状態でも、
    今作られた新品や新古品とは違う独特の雰囲気、オーラがあります。
    それは今の革やパーツでは作ることができないのか?それとも誰もやろうとしていないからこの世に無いのか?
    この数年来の疑問を解決したいが為に、まずはビジネスではなく趣味の領域からのスタートしたのが2年前でした。

    そこからジッパー一つに紆余曲折があるのですが、ここからが長くなるので続きはまた明日書くことにします。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋 聡




    2011年01月30日(日)

    本当はADDICT CLOTHES NEW VINTAGE第2弾のご紹介の前に 、
    今回付属するジッパーやジャケット作成までの道のりを詳しくここで書きたかったのですが、
    発売まで時間があまりないので全て書け無い可能性がありますので、
    先にジャケットのご案内をさせていただきます。




    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE  AD-01 SHEEPSKIN CENTER ZIP JACKET
    Black Size 34, 36, 38, 40.  

    ダブルジャケットのお問い合わせも多いのですが、次もシングルです。次の土曜日、2月5日発売です。
    形はデビュー作のホースハイドシングルジャケットと似ていますが、肩にエポレットが付き、
    ポケットはオリジナルのボールジップが付きます。
    あまりUKシングルジャケットにエポレット付きは見かけないかもしれませんが、
    私が愛用している70’sヴィンテージで同じ形があります。
    エポレットが苦手と言う方もいるかもしれませんが、結構食わず嫌いな人が多いような気がします。
    店頭にある物を見て、エポレットはないほうがいいな~、なんて言われることもあるのですが、
    私が私物を着ているときはよく、同じデザインのものが無いか?と聞かれます。
    実際着てみるとシングルはシンプルな分、
    良いアクセントになるので私はエポレットの有り無しどちらも好きです。ぜひ1度試してみてください。

    オリジナルを以前は毎日のように着ていたのですが、
    ウエスト幅が細くジップを閉めると着ずらいのが少し難点でした。
    もう少しサイズが合っている同じデザイン、革質のヴィンテージを数年探していますが、
    そこはヴィンテージなので希少モデルのマイサイズは中々見つかりません。
    そう思っているときに偶然似た質感の革を見つけたので、私物と同じ形で作成を決めました。

    革はシープスキンです。
    みなさんが想像するシープスキンがどういうものか分かりませんが、シープと言っても様々です。
    原産国によってきれいで上品な雰囲気の革もあれば、ラフで荒々しい革もあります。
    もちろんなめしや仕上げでも変わります。
    あまり認識がないと思いますが、60’s-70’sのルイスレザーやハイウェイマンはモデルにもよりますが、
    かなりの割合でシープスキンが使われています。
    ライトニングやマニラ、襟付きシングルにも多いですね。
    上で似た質感の革を見つけたといいましたが、私のエポレットシングルもシープスキンです。
    簡単に説明すると、ルイスやハイウェイマンのヴィンテージはごく稀に馬革もありますが、
    羊革(シープ)か牛革がほとんどです。
    大体はモデルか年代で別れていますが、同時期で両方存在するものもあります。

    一昔前は厚くて重いくらいの革がその逆より良いとされている風潮がありましたが、
    ここ数年で随分変わってきたと思います。
    その証拠に店で試着をされる方の多くは、厚くて重い革よりもむしろ逆を好む方が多いです。
    もちろんそれが牛革の場合もありますが、どちらかというとシープの場合が多いです。
    ある程度厚みはあっても軽量なのでストレスなく着用できるからだと思います。
    ここ数年のライダースやレザーアウターの流行で、中国製の安いレザージャケットが多く世の中に溢れていますが、
    それらは結構な確率でシープスキンが使われています。
    その為、昔に比べシープレザーがチープなイメージになっている気がしますが、
    それも上で話した通り原産国やなめしによって様々です。
    ルイスやハイウェイマン、
    その他同時期のUKヴィンテージライダースが好きな方々には気に入ってい頂ける革だと思います。

    今回使用するタンニンなめしのシープスキンは、
    60’s-70’sのUKヴィンテージに使われているものに非常に近い革で、更に手触りをよく仕上げました。
    デビュー作のホースハイドのほうが独特のツヤが出て高級感がありますが、
    こちらのシープスキンはよりオリジナルヴィンテージに近い雰囲気になっていきます。
    上の画像は1か月ほど着たものですが、良いシワが入り雰囲気があります。

    ライニングはオリジナルで作成した綿入りコットンキルティングです。
    ジッパーも全てオリジナルで作成したものがつきますが、ジッパーについては長くなりますので
    また後日、発売までには作成の道のりと共にご紹介したいと思います。

    2月5日の発売日にはもう1つニュースを用意していますので、そちらも近日中にご案内するつもりです。



    ADDICT CLOTHES NEW VINTAGE 
    石嶋 聡




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