ADDICT CLOTHES JAPAN

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MOTORCYCLES
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  • 2014年08月02日(土)

    先日のヴェロセットに続いて今日は海外で売りに出ているノートンの紹介です。


    今回と次回はガーダーフォークのいわゆるヴィンテージバイクを紹介します。
    これらは世界的なバイク市場で見てもTRUE VINTAGEと呼ばれるような希少な車両ばかりです。

    何年か前に私がオイルドコットンジャケットを着て1929 SUNBEAMに乗っている写真を
    古くから付き合いのあるイギリス人のヴィンテージウェアディーラーに見せた所、
    お前はイギリス人以上にイギリス人だな!? と驚かれました。

    もちろんイギリスでも戦前のバイクに乗っている人は全体の割合から言うと極少数です。
    それでも世界中にファンがいてこれらの車両はイギリス国内はもちろん、
    ドイツ、フランス、イタリア、アメリカ等、世界中に販売されています。
    同じヴィンテージでも洋服の場合、間違いなく日本はここ20年間、知識でも流通量でも世界でもトップです。
    ただ英国旧車になるとトライアンフ以外は一気に知識や経験が無くなるのが現状です。
    日本ではハーレーは細分化された市場がありますが、英国車はどうでしょう?
    トライアンフはそれなりに買うことができるお店がありますが、
    それ以外のメーカーは昔から個人的に楽しんで乗っている方達はいますが、市場というほどのものはありません。

    イギリスにはトライアンフだけでなく、他にもたくさんの今でも十分に走ることができる良いバイクがあることを今後も紹介していきます。

    そして今回紹介するノートンですが、日本ではツインのコマンドが有名だと思いますが、
    世界的なヴィンテージバイク市場で見れば戦前車も熱狂的なファンが多くいます。
    ノートンの戦前車は他のメーカーに比べ少し高くなりますが、どれもそれだけのオーラを持つバイクばかりです。



    今日はその中でも比較的安価なサイドバルブエンジンのバイクを紹介します。


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    1930 MODEL16H 500㏄ (SV) 現地車両価格EUR12500

    戦前ハンドチェンジの16Hです。
    初期のサドルタンクにハンドチェンジという、いわゆるヴィンテージ期のバイクそのままの仕様です。



    P1120204
    1945 MODEL16H 500㏄ (SV) SOLD

    ガーダーフォーク最終の頃の16Hです。
    上の16Hに比べ年式も新しくフットチェンジなのでかなり乗りやすくなっている時期のバイクです。
    それでもSVエンジンにオープンフレーム、ガーダーフォークとヴィンテージバイクの要素はぎっしり詰まっています。
    ノートンのガーダーフォークモデルで買いやすい価格帯のバイクはこの16Hを初めとする、SVモデルです。
    細かい説明が不要なくらいかっこいいバイクなので、興味のある方はぜひお問い合わせ下さい。


    現地でも早い場合はすぐに売れてしまいますが、紹介した車両は売れる前であれば全てうちで輸入&整備が可能です。


    次回はまた別のノートンを紹介しようと思います。



    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES 



    2014年08月01日(金)

    引き続きヴェロセットの車両紹介です。


    今日はうちの在庫の中から。

    R0059874
    1960 VENOM 500cc (OHV) SOLD

    クラブマン風カスタムのVENOMです。
    当店で整備歴はありませんが、過去にエンジンの整備はしてあるようです。
    エンジンもすぐに始動しますので、このまま乗ることは可能です。
    もちろん追加整備ご希望の場合も別途承りますので、お気軽にお問い合わせください。

    クラブマン風の外観はかっこいいのですが、正直乗りやすくはありません。
    頻繁に乗ることを考えれば、スタンダードなハンドル&ステップに変更したほうが良いとは思います。
    前回紹介した350ccのVIPERがスタンダードな外観になります。



    次はこちら。

    R0059884
    1966 VENOM CLUBMAN 500cc (OHV) OH制作中 SOLD

    こちらはクラブマン風カスタムではなく、正真正銘VENOM CLUBMANです。
    外装の一部とエンジン、ギアボックスを中心に要整備箇所がありますので、それらを中心に仕上げてからのお渡しとなります。
    仕上げる程度によって250万~300万位になりますが、製作中にご成約頂ければ無駄なくご注文に応じれます。
    外装は最低限にして金額を抑える、逆に外装、内燃機共にバリバリに仕上げることも可能ですので、ご予約お待ちしております。

    ヴェノムクラブマンは現在イギリスから入れると実働状態で程度にもよりますがGBP7000~
    GBP12000位はします。(日本円で現地車両価格が130万~220万位)
    今回程度の良いヴェノムクラブマンをお求めやすい価格で買えるチャンスです。
    クラブマンでこのようなケースはなかなかありませんので、お探しの方はぜひご検討ください。



    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES 


    2014年07月30日(水)

    先日に続いて海外で売りに出ているお勧め車両の紹介です。


    今日はテレスコピックフォークの車両です。

    11
    1949 MAC 350cc (OHV) SOLD


    テレスコリジッドのMACです。
    フロントフォークがガーダーからテレスコに代わったばかりの時期の車両です。
    ヴェロセットは外装のヴィンテージ感が強いメーカーなので、
    この時期でもヴィンテージの匂いがプンプンします。
    先日のKSSと比べて車両代が半額になりますので入門編にはすごくお勧めです。



    Velocette Viper 791UXM 098
    1962 VIPER 350cc (OHV) 現地車両価格GBP6000


    状態の良さそうなVIPERです。
    こちらはスイングアームですがヴェロセットだとやはりクラシックな印象ですね。

    このままスタンダードスタイルで乗るのも、カフェレーサー好きならクラブマン風にしてもいいですね。
    個人的にはアップハンドルやアップマフラーでENDURANCEやスクランブラーにしたヴェロセットに乗りたいですね。

    1954 Endurance,timing side view.1
    velo1

    上のバイクがヤレた雰囲気になると、こーなります。

    img_1667

    この辺りはいわゆるヴェロセットのイメージとは違うと思いますが、
    60年代以降に多い、アメリカ仕様の英国車ならではの独特の雰囲気があります。


    ラングリッツレザーの創業者、ロス・ラングリッツがヴェロセットを愛用していたのは有名な話です。
    彼はアップハンドルにしたKSSに乗っていました。

    FirstLanglitzJacket
    Langlitz4

    イギリスではこの時代のバイクにアップハンドルを付けることはまずありませんが、
    60年代のバイクではなく、30年代の純ヴィンテージブリティッシュバイクにアメリカ的なカスタムが施されているのは、違和感があって面白いスタイルですね。


    次回は店頭在庫のVENOMを2台紹介したいと思います。






    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES 
    石嶋 聡

    2014年07月27日(日)

    先日ヴェロセットのメーカー紹介をしましたが、今度は現在海外で売りに出ている中でお勧めの車両と、
    うちの在庫車両を紹介していこうと思います。



    まずは海外にあるガーダーフォークの車両から。

    Velocette Mk2 KSS GWT234 098
    1947 KSS MK2 350cc (OHC) SOLD


    久しぶりに出ました。ガーダー最終モデルのKSSです。
    状態も良さそうで輸入後登録するだけである程度調子よく乗れそうな車両です。
    ヴェロセットはこの辺でも整備経験は豊富にあるので心配ご無用です。

    この取引先の車両はいつも早く売れてしまいますし、
    KSSは欲しい時に探せるバイクではないのでKシリーズをお探しの方にはぜひお勧めです。



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    1948 MAC 350cc (OHV) 現地車両価格EUR7250


    ガーダーフォークのMACです。
    どのメーカーでもガーダーフォークの車両になるとそれ以後の車両に比べ基本的に高価になっていきますが、
    これはなかなか安めです。
    とにかくガーダーフォークのバイクが欲しい方にはうってつけの車両です。



    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLESではSHOPスペースの裏に整備用ファクトリーを持っています。
    先にSHOPがオープンしましたが、ファクトリーがスタートするのは10月頃を予定しています。
    イギリスから船便で送る場合、支払後平均2か月位かかりますので、
    8月にオーダー頂いたとして、日本に着く頃にちょうどファクトリーがスタートします。
    興味のある車両がありましたらぜひお問い合わせください。




    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES 



    2014年07月25日(金)

    今日は旧車を買う場合の納車のパターンをいくつか紹介しようと思います。

    今日はその3つをご説明したいと思います。


    ① あまりありませんが、輸入したままの状態で書類を付けて現状でお渡しする方法。

    エンジンが始動できればとりあえず動きますが、基本的にご自身で修理することを前提とする方法です。
    もちろん後から別途費用を頂いての整備も可能です。


    ② 輸入した車両の要整備箇所を整備して、登録後にお渡しする方法

    ある程度走るようにしながら初期コストを抑える方法です。
    そのままでも数年大きな故障はないかもしれませんが、数十km走っただけで他に不具合が出る可能性もあります。
    まずは乗りながらその都度出てきたトラブルに対処して乗っていく方法になります。


    ③ エンジン、ギアボックス、車体回り、電装など、不具合のある箇所を全てOHする完全整備渡し

    初期コストが高くなり、整備個所が増える分時間もかかりますが、
    長期間所有することが前提なら、結果的に安く安心して本来の性能を発揮しながら乗ることができる方法です。


    状況によって上記3つの中間という場合もありますが、基本的にはこのようになります。

    ちなみに在庫車両の場合①はありません。
    在庫車両は何かしら手を加えて店頭に出していますので、ウェブ、店頭共にその都度ご説明します。



    どれが安心して乗れるかは間違いなく③ですが、初期費用など現実的に考えれば選ぶ方次第だと思います。
    ただし②を選んで後から数回に分けて結果同じ整備をするするよりも、
    まとめて行ったほうが1度でばらす分、③のほうが工賃は安くなります。


    旧車を売るにあたって、敷居を下げる為に良いことばかり書いて何も不安がないと言うのは嘘になります。
    私自身、現在個人的に3台旧車を所有していますが、どれも①と②の方法で買いました。
    ①と②を選んだ場合のデメリットは、数年に分けて結果的に③と同等の金額を整備に使ったとしても、
    人間ちょこちょこ10万20万の整備代がかかるとトータルで③と同額でも気になるものです。
    それに加えある箇所を直した後に別の場所が壊れるとまたしばらく乗れなくなります。
    運が悪いとこういうことがありますので、結果的に金額は同じくらいでも気分的には良いものではありません。
    ③の方法で最初に時間と費用をかけてしまえば、あとからは大きな整備代もかからず調子よく快適に乗ることができます。


    では②のメリットは何でしょう? 私は①か②の方法で購入して後悔したことはありません。
    もちろん後に整備を重ね③の状態に近づいた時の快適さには感動しましたが。

    6年前に買ったBSAは②の方法でしたが、その後6年間すごく大きな修理はしていません。
    もちろん常に良い調子ではありませんし、細かい修理はそれなりにしています。
    ③と違いどこか壊れて直す事を経験したほうが、どういう不具合を直してどういうふうに調子が良くなったかを実感することができます。
    これは経験になりますし、完全OH済みのバイクだと状態が良い分中々経験はできません。


    もう1つはエンジン、ギアボックスのOHとなると整備代で70万~100万位はしていまします。
    そうすると総予算が200万円だとした場合、車両代は輸入諸費用を含めて100万円位になるので選択肢がかなり狭くなります。
    旧車を買う場合、ルックスやメーカー等拘りも色々あると思います。
    所有しながらちょこちょこ直していく方が、車両価格の面でも選択肢を広げられるメリットはあります。

    あと②を選ぶ場合は多少金額が割高でもなるべく状態の良い物、もちろん信頼できるお店で購入される方が結果的には得だと思います。
    どうしても購入するときは最初の金額を優先しがちですが、購入時の金額ばかりに重点を置いてしまい、
    結局なかなか乗ることができなかったり、整備代が高くつくことはよくある話です。


    わざとネガティブなことも書きましたが、もちろんちゃんと整備すれば現代の道路状況でも十分走ることができます。
    私は店を移転してバイク通勤が可能になったので、ほぼ毎日29年のSUNBEAMで通勤しています。
    4年前に状態の良い車両を購入して4年間で細かい修理は行いましたが、
    1度マグネトーをOHしてからは何の不具合もなく快適に乗っています。
    ただし壊れないとか、整備が楽とか、速さとか快適さに重点を置いてバイクを選ぶなら、
    何も50年やそれ以上前のバイクに乗る必要がありません。
    多少の不便さや不具合があってもそれをも楽しめるようになれば、すばらしいライフスタイルになると思います。
    慣れてくると動かない時間も楽しめるし、乗れない時期があるから乗れるのが余計に楽しくなりますから。


    旧車に乗るのに一番必要なものは何かというと、それは情熱だと思います。
    バイクなんて新旧色々ありますし、そもそもバイクに乗る必要もありません。
    でも情熱があれば背伸びして高いバイクを買うこともいつかできるだろうし、それがそのうち当たり前にもなります。
    こんなバイク乗れると思ってなかったと数年前に言っていた人が今では普通に乗っているなんてよくある話です。
    その人達に共通しているのはお金がたくさんあるということではなく、皆情熱を持っていることです。
    別に自分で直せないから古いバイクに乗ったら駄目なんて決まりはありません。
    その為にプロがいるわけだし、乗っているうちに多少仕組みもわかってくるし、
    初めは対処できなかったトラブルにもそのうち対応できるようになります。
    自分で少しずつ整備を覚えてもいいし、プロに任せて完璧に仕上げてもらう為に頑張って働いたり節約するのも情熱です。
    どういう手段であれ、ちゃんと整備された旧車にいつでも乗れる環境があるというのは、本当に楽しいものです。


    話をまとめると、とにかく動かなくなったりするのは嫌だ、という方はなるべく③に近づける為に費用をかけて良い状態にしたほうが快適だと思いますし、
    その過程も楽しもうという方で自分で整備するスキルが多少あるなら①でも、基本的にお店に任せる方なら②で全然いいと思います。


    今後初めて旧車を買おうとしている方々は、今回の内容を参考にしていただければと思います。



    一通り説明も終わったので、後日他のメーカー紹介と並行して現在海外で売りに出ている車両も紹介しようと思います。




    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES 



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    2014年07月24日(木)

    現在発売中の別冊ライトニング VINTAGE BIKE FILEに
    在庫車両の1929 NEW IMPERIAL 7B SPORTSと1960 VELOCETTE VENOMを掲載していただきました。


    各国いろいろなメーカーのバイクが掲載されていますのでぜひご覧になってください。



    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES



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    2014年07月19日(土)

    ※旧ブログからの転載になります。

    前回ヴェロセットについて説明しましたが、
    今回は英国車を語るには絶対に外すことはできない、ノートン(NORTON)の紹介です。

    ノートンはある時期を境にエンジンをシングル(単気筒)からツイン(二気筒)にシフトしていくのですが、
    今回はADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLESで主に扱う、単気筒エンジンのノートンについて書いていこうと思います。


    ノートンは100年以上前の1898年に前回のヴェロセットと同じ工業都市バーミンガムで設立されました。
    最初は自転車を製造していたのですが、その後すぐにバイクの製造も始めます。
    当初は自社製エンジンを持っておらずフランスのプジョー等からエンジンを買っていたのですが、
    1908年には自社製エンジンの製造を開始します。

    英国車は過去存在していたメーカーの数や歴史の長さを見ても、
    オートバイの歴史の中で世界有数の存在なのは間違いありません。
    20年代~30年代にはレースで敵なしと言われるくらい強かった英国車ですが、
    それ以前の1900年代や1910年代はずば抜けた存在ではありませんでした。
    1920年代に入るとイギリスの各メーカーの技術が飛躍的に上がっていきます。
    ノートンはその最たる例で、1924年のマン島TTレースで勝利し、その後1927年に新型OHC CS1エンジンを開発します。
    更にその後そのエンジンを元に進化を続け、レースでは第二次世界大戦で中断する1939年までに幾度となく勝利し、輝かしい戦績を残します。
    そういった信頼からか、その後起こる第二次世界大戦ではイギリス軍にも数多くのバイクを供給しています。

    その後も会社の売却やツインエンジンを市販車の主力にする時期が訪れたりと歴史は続いていくわけですが、
    今日は個人的な好みがこの時代までなので単気筒の話だけにしておきます。

    あとバイクの歴史を説明するにあたってかなりの頻度でレースという表現が出てきますが、
    今はバイクを買う時に現存するメーカーであってもレースの戦績を気にする人はほとんどいないと思います。
    それは長い歴史の中で既にそのメーカーイメージが出来上がっている為であって、
    古い時代は市販車のバイクを売るための最大の広告はレースで勝つことだったからです。
    今から50年も前、もしくはそれ以上古い時代には情報を得る手段はとても少なく、
    レースで上位にいるメーカーのバイクにみんなが憧れたのは言うまでもないと思います。

    当時バイクメーカーのビジネスモデルは市販車を多く売る為に良い宣伝となるレースに勝つマシンを作ろうとするのですが、
    それは市販車の販売の為のレースであって、ノートンの場合まずレースで良い成績を残す為に技術を追求し、
    それを市販車にフィードバックして良い車両を販売するという、他とは一味違ったスタンスのメーカーなのです。



    段々と話が硬くなってきたので、画像で代表的なモデルを紹介していきます。
    同じモデルでも年代で形状が変わってきますが、とてもつもない量になってしまうので
    その辺は各モデルを詳しく紹介する機会があればやりたいと思います。


    まずは20年代、SV(サイドバルブ) のMODEL16H 500cc
    Schermafbeelding 2012-09-21 om 20.51.00

    OHVのMODEL18  500cc
    Schermafbeelding 2011-10-30 om 09.19.20

    20年代のバイクの多くは、フラットタンクと呼ばれるフレームの中にタンクが取り付けられているのが特徴です。
    薄く長いタンクの造形はとても美しいですね。
    ちなみにライトの有無とか16Hのホーンがラッパみたいなのが付いているのはオプションです。
    モデルでのデザインの違いではありません。


    当時の乗っていた人達の写真はこんな感じです。
    IMG_2351
    IMG_1673
    ファッションもいわゆる第二次世界大戦後に確立される、
    現代のバイカーファッションとは全く違うので興味深いですね。


    そして20年代後半に開発されたOHCエンジン、
    後にあのNORTON MANXに続く車種のMODEL CS1 500ccです。
    いわゆるレーサーモデルで、350ccのMODEL CJもあります。
    Schermafbeelding CS1 2012-03-16 om 20.17.52


    次は現代のバイクの形に段々と近づいていく30年代です。
    サドルタンクという丸みのある形状のタンクがフレームの上に乗るスタイルに変化していっているのが特徴です。


    まずはOHV MODEL ES2 500cc1936-norton-es2-3-760x570

     

    MODEL18,ES2が500ccなのに対しこちらは350㏄のMODEL50
    MODEL50canvas
    画像が増えるので載せませんが、もちろん30年代にもMODEL18は存在します。


    そしてそれまでのトップモデルのOHC CS1エンジンを改良したMODEL 30 INTERNATIONAL 500cc
    インターにも 350ccのMODEL 40 があります。
    Norton 1937 international-1


    第二次世界大戦終了後の47年頃には他のメーカーと同じく、
    テレスコピックフロントフォークが採用されより現代的なルックスに変化していきます。

    OHV MODEL ES2 500cc
    norton_es2_1950_500cc


    MODEL 30 INTERNATIONAL をさらに改良したレーサーモデルがMODEL 30M MANX 500ccです。
    英車に詳しくなくてもノートンマンクスという名前はなんとなく聞いたことある人も多いと思います。
    1948-manx



    ちなみに5年間しか生産されていないのでめったに売りに出ませんが、
    こんなスクランブラータイプもあります。

    500T 500cc
    500T_MG_7240
    かっこいい…..


    他にもこれらから派生したモデルもありますが、
    その辺は海外のディーラーが車両持っている時にでも紹介したいと思います。

    で、実際買って乗ろうとなると現地価格はピンキリですが、
    比較的入手しやすいのは20年代か30年代ならSVの16H、OHVの18と50、戦後であればES2辺りですね。
    (派生モデルは除きます)


    タイミングが合えば希少な車種もまだまだ入手できますが、その分現地価格も上がります。
    古い英国車はここ5年くらいで大体ですが20%くらい現地価格が上がっています。
    更に10年前は全体的にもっと安かったのですが、その時は別に安いとも思わないし、
    逆に今が特別高いとも思いません。
    今と比べたら昔は~~ なんてたらればの話は一生言われてると思いますので。

    今後値段がどんどん上がるとか、買って損をしないとかは言いませんが、
    間違いなく言えるのは、5年後、10年後には現在と同じ価格で選べる幅は必ず減るということです。
    だって現時点で希少な英国車でも一部の物を除けば同時期のハーレーに比べればまだまだ安いですから。

    とりあえずノートンシングルはこの辺で、近々また何か別のメーカーを紹介していきます。

    ヴェロセットとノートンの紹介も済んだのでそろそろ海外にある販売車両も紹介していこうと思います。



    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES 



    2014年07月07日(月)

    ※旧ブログからの転載になります。

    今日はADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLESで扱うメーカーの紹介をしていきます。

    第一回目はうちでも間違いなく扱うことが多くなるであろう、VELOCETTE (ヴェロセット)です。


    ヴェロセットはイギリス第二の都市バーミンガムのVELOCE(ヴェロセ)
    という会社が作っていたバイクのことを指します。

    工業地帯でもあったバーミンガムにはBSAやNORTON,SUNBEAM,ARIEL等々、
    古くから多くのバイク製造メーカーが存在しました。
    BSAやNORTONが巨大メーカーだったのに対し、ヴェロセは家族経営のような小さなメーカーだったので、
    BSAやNORTONとは比べようもないわずかな台数を製造していました。
    どれ位規模が違うかというと、例えば59年から発売されたトライアンフのヒットモデルのボンネビルは、
    時期にもよりますが年間平均10000台以上生産していました。
    それに比べ当時のヴェロセットの主力車種VENOMは60年~最後の生産年である70年までの10年間でも3000台程度の生産数です。

    これだけだと小さな会社で生産数が少ないだけに感じるかもしれませんが、
    ヴェロセットは小規模のメーカーながら20年代から長きに渡り様々なレースにおいて輝かしい戦歴を残しています。
    同時に特殊な技術も開発しており、今では当たり前に付いているシフトチェンジの位置が自動で決まるフットシフトを開発したのもこのヴェロセットなのです。

    こういった小規模メーカーの多くは30年代~70年代にかけてどんどん他メーカーに吸収、
    もしくは倒産消滅するのですが、
    ヴェロセットは独自のスタンスを守りながらこの規模のメーカーでは異例の1970年まで製造を続けました。

    とても小さな会社でありながら今でも世界中にたくさんのファンがいる由緒正しいメーカーなのです。


    ここからはざっと簡単にですが年代ごとに代表的なモデルを紹介していきます。

    ヴェロセは1910年代~1925年頃まで2ストロークの250㏄を主に製造していました。
    そして更なる高性能を求め350ccのOHCシリーズ、通称Kシリーズを1925年に発売します。


     KTT 350cc
    KTT

    KTP 350cc
    KTP


    KN 350cc
    Velocette_KN_350_cc_1929


    30年代に入ると量産型のOHVエンジンを搭載するMシリーズを発表。

    MOV 250cc
    1935 MOV


    MAC 350cc
    13485MAC


    MSS 500cc
    1938_Velocette_MSS500_(1)-690x420



    40年代第二次世界大戦後にはLEを発表。
    騒音や振動の少なさ等高品質さが認められ、更にイギリス警察でも使用されます。

    LE
    LE POLICE

    ちなみに戦後まもなくKシリーズの一般販売はなくなり、Mシリーズが主力となっていくわけですが、
    他のメーカー同様フロントフォークはガーダーフォークからテレスコピックフォークへ、リジッドからサスペンションやスイングアームを備えたバイクに進化していきます。


    同じMシリーズでも戦前と戦後ではフロントフォークがテレスコに変わったりスイングアームに変わったりで随分印象が変わってきます。

    MAC 350cc
    ec80df569392e0d810f0dc5d3892ad4d
    Velocette-1954-mac-v-1



    50年代にはダートレースやアメリカ市場向けにSCRAMBLERが、
    そのSCRAMBLERを街乗り用にしたENDURANCEが発売されます。


    SCRAMBLER 500cc
    xgayj9



    SCRAMBLER 500cc
    scrambler



    ENDULANCE 500cc
    1954 Endurance,timing side view.1

    個人的にはここ数年ずっと戦前車にハマって乗っていますが、やっぱりこの辺は好きですね。


    そして同じく50年代にはMシリーズに改良を加えたスポーツモデルVENOM、VIPERが発売されます。


    VENOM 500cc 
    47092

    VIPER 350cc
    47267

    VENOMにはCLUBMANやTHRUXTONなどバリエーションがありますが、
    その辺は後日また詳しく紹介しようと思います。


    とりあえず今回は簡単なメーカーの歴史と時代遍歴によるデザインの変化を書いてみました。
    エンジン等機械的なことについてはそのうちメカニックが更新しますので、興味のある方は見て下さい。


    あとよく聞かれるパーツはあるんですか? についてですが、
    戦前Kシリーズはさすがに簡単に揃いますとは言えませんが、
    戦後の物はみなさんのイメージよりも豊富にあります。


    上で紹介したバイクは現地価格はもちろん差があって探せばある程度出てくるものや、
    もはや年に世界で何台売りに出てるのか?みたいなバイクもあります。

    もちろん国産車に比べればそれなりのお金と忍耐力は必要ですが、
    ちゃんと走る英車に乗った人しかわからないすばらしい喜びが体験できますので、
    興味のある方はぜひお問い合わせ、ご来店お待ちしております。


    それではまた後日別のメーカーも紹介しようと思います。





    2014年07月06日(日)

    20s & 30s.

    Is this old Birmingham???

    R0059598
    R0059595



    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES


    2014年07月05日(土)

    既に告知してある通り、新店舗ではレザージャケットやブーツなどのアパレルと共に
    英国製のヴィンテージ、クラッシックバイクの取り扱いも始まります。
    本格的な始動はこの秋からの予定ですが、既に店舗ではいくつかのバイクも展示販売しております。


    R0059592


    トライアンフやBSAだけでなく、基本的には英国車であれば幅広く対応しています。
    在庫販売はもちろん、持込みの整備、ご希望の年代やスタイルに合った車両をイギリスはもちろん、
    ヨーロッパ中から探すことも可能です。


    英車といってもTRIUMPHやBSA、NORTONくらいしか耳にしたことがない方も多いと思います。
    なので次回から数回に分けて、今後ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLESで取り扱うメーカーの
    簡単な歴史や主要モデルを紹介していきたいと思います。





    ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES
    石嶋 聡



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