WORKS

2014年12月06日(土)

Today’s Workshop

お客様の車両整備の合間に販売車両の整備も少しずつ進めています。
今日はその一部をご紹介します。

1951 Matchless G3LCのエンジンですが、始動性も良く全体的には程度良さそうでしたが、
実際分解してみると色々あります。

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タペット、タペットガイドが摩耗してクリアランス過大でしたので抜き取り新品に交換します。
簡単そうに書いてますがマチレス、AJSのこのシリーズのエンジンは後からタペットを差し込めない構造ですので、
抜き取り時もまとめて抜き取ります。

タペットだけ抜き取れればその穴を利用して抜き取れるのですが、
構造上無理なので昔自作した交換用工具で押し出して外します。(プーラーと言うよりプッシャーですね)

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自作プーラーです。

無事抜き取れたので新品をインストール。
嵌め合い距離が長いので緊張しますが、十分に加熱して無事挿入、一緒にカムブッシュも交換。

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完了です。
ラインリーム後にカムシャフトエンドプレイを測定しておきます。

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では続きはまた後日。

ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES