WORKS
2015年05月01日(金)
今日はダイナモオーバーホールの紹介です。
題材は英国車のマグダイノに良く使われているモデルE3Lです。
試乗時アンメーターがチャージ方向に全く振れなかったり、
振れたとしても充電量ごくわずかと言う状態でしたので、
分解前にまずモーターリングテストしたところ一応回転しました。
エンドカバーを外すと、
汚いっす。笑
まあ長らくノーメンテだとこんなもんです。
分解してチェックしたところブラシがホルダーの中で固着気味、
なおかつベークライト製のプレートもヘロヘロになって一部破損しています。
コンプリートだと高いのでプレートだけ交換
フィールドコイルも抵抗値が規定の半分くらいになっています。
どこかでレアショートしているようです。
新品に交換。E3Lはポールシュースクリューが2本なので組み立てが楽でいいです。
きちんと特殊工具で押さえつけて固定します。
アマチュアも結構見た感じへたっていますがチェックしてみるとまだ使えそうです。
さび取り及びセオリー通りにコミューター周りのお掃除と研磨をします。
綺麗になりました。もちろん両エンドのベアリングは新品に交換です。
組み立てて新品ブラシに交換。モーターリングテストで極性チェックして完成です。
ルーカス製ダイナモのオーバーホールは勿論、
ミラー社製ダイナモのルーカス仕様への改造等も当店にて大体のものはオーバーホール可能ですので、
充電不良でお困りの方は是非ご相談ください。
ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES
Mechanic 木谷