2015年03月17日(火)
ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES

OUR LINE-UP
AJS,BSA,TRIUMPH, NORTON,SUNBEAM and MORE
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2015年03月17日(火)

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2015年03月15日(日)
とある日の作業です。
販売用に製作中のvelocette venom clubmanのタンクが塗装屋さんから上がってきました。

相変わらず美しい仕上がりです。
ボーリング等内燃機作業も少しずつ上がってきましたのでエンジン組み立てに備えて段取りを
ぼちぼち整えていきます。

クランクケースから取り外したオイルポンプです。
決して叩いて外してはいけません。
外し方がダメで分解時にクランクケース側にダメージをあたえている例をよく見かけます。
ポンプの動きはスムーズでしたが多少気になる部分がありましたので分解前に計測します。
エンドプレイが0.07mmもありましたのでギアの端面修正、ボディー等の研磨狙いの数値まで
追い込んでいきます。

組み立てて再計測したところオイルを切った状態で0.01mmの測定値。合格です。
1回目では狙いの数値にまだ足りず再作業の後に2回目の撮影をした事はナイショです。

その他には組み上げたボトムエンドを搭載する前にフレームに数十年間溜まった汚れを取り除いたり

着磁作業が完了した1920年代のMLマグネトーの組み立て前にベアリングインシュレーターを
作ってベアリングを交換してみたり

無理やり組まれていてクランクケースと干渉していた、
20年代ノートンのギヤトレインアライメントを修正計算してみたり

アライメントが決まったのでコンロッドのセンタリングしながらクランクエンドプレイの測定したりと、
あっという間に1日が過ぎていきました。
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Mechanic 木谷
2015年03月13日(金)

みなさんがイメージするベロセットとは違うと思いますが、これも当時のカタログに出ていた純正モデルです。
スイングアームのベロセットにスモールタンク&アップハンドルというのが新鮮ですね。
この手の車両も自分乗り&販売用に製作したいのですが、仕事が詰まりすぎていつになることか….
どなたかオーダーしていただければ進行しますので、
人とは違う英国車やベロセットに乗りたい方はぜひぜひお問い合わせください。
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石嶋 聡
2015年03月04日(水)
先日のNORTON INTERNATIONAL30の続きです。


バルタイ調整の前にベベルギアのバックラッシュを調整します。
調整はクランクギア裏のシムとベベルハウジングの座面にシムを入れて調整します。
バーチカルシャフトのクリアランスにも影響してくるので各部にとって良いように繰り返し調整します。
ノイズの低減にはもちろんの事バルブタイミングの測定値にも影響ありますので大事な部分かと思われます。

排気側ロッカースキッドも在庫の新品に交換。 カムがああいう状態でしたのでこちらも荒れ放題です。
ここの曲率が変わっても測定値がかなり変わります。

ノートンのカムボックスはクリアランスがタイトなので、
スキッドの摩耗が進むとロッカーアームがカムの周りのリング状のハウジングを叩き割ってしまいます。
その点でもご注意ください。
新品同士の組み合わせでもアームとリング間のクリアランスはタイトです。

まずは排気側カムだけセットして一度組み込みタイミング測定します。
ご存じの様にバルブタイミングの最重要ポイントは排気の閉じ終わりと吸気の開き始めなので
そこに注意します。
ギアに開いた12個の穴に対してカムシャフト側には11個の穴ですのでバーニア方式で細かく
設定できます。

排気側が決定したので再度分解し次は吸気カム側のタイミング調整です。
吸気側のカムは排気カムに対してこれまたバーニアで位置決めされています。
排気側と違って吸気側のバルブタイミングを再度変更するにはカムボックスを取り外し
再度分解が必要ですのでとても大変です。

そんなこんなでタイミング決定して完了しました。
良い数値に出来たので吹け上がりが楽しみです。
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Mechanic 木谷
2015年03月01日(日)

いきなり画像から始まりましたが、
80年代のマイナーバンドTシャツかと思いきや、NORTONの古い資料の中から見つけた
1920年代初頭NORTONのトランスファーのデザインです。
NORTON MOTORCYCLESではなくMOTORSなのが時代を感じさせますね。
こんな時代なのでとても意外でしたが、

バイクの楽しみ方は千差万別だと思いますが、
当時のファッションやデザインにも興味を持つとより深く楽しめると思います。
メカがわからない人はデザインや造形が好きだからでもいいと思いますよ全然。
その為にプロがいますから。
また面白いものを見つけたら紹介したいと思います。
現在イギリスから戦前のノートンを1台輸入中です。輸入代行ではなく在庫車両です。
現車ではありませんがこんな感じの車両です。

いやーかっこえぇ~…笑
もちろんまだオーナーさんは決まっておりませんので、興味のある方は個別にお問い合わせください。
ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES
石嶋 聡
2015年02月25日(水)
昨年末に完成させて年明けに納車する予定だったノートンインターナショナルでしたが
最後の最後に不良個所発見。


新品カムと比べると排気カムが極端に摩耗しています。
元々はオイルドレンのネジ穴舐めの修理依頼で入庫したのですが、
分解したところシリンダー抱きつき、バルブガイドのインチキ加工、バルブの曲がり等色々発見されたので、
見て見ない振りもできないのでオーナー様の許可を得て見過ごせない部分は全て修理しました。
分解時にバルブタイミングの合いマークとかが全然合っていなかったのでメモを取り、
それを見ながら復元して分解前の状態に戻し測定すると、
バルブタイミングがおかしいと言うかロブセンターは合っているけど作用角が極端に少ないと言う感じでしたのでカムボックスを分解しました。

新旧カムシャフト

新品カムと比べると一目瞭然です。
極端な摩耗が見られたのは排気側カムで吸気側は良くあるレベルの摩耗でしたが、
刻印を見ると吸排気共に元々入っていたのは350のインター用でした。
おそらく間違って組んだわけでは無くたまたま交換時に350用のカムしか手に入らなかったのか、
もしくはリフト量を減らして絶対的パワーを犠牲にしてでも低いリフトで軽やかに回るエンジンを目指したのかなと思います。なので今回は吸排気共に500用に戻します。
年末に新品カムを注文していたのですが残念ながら在庫切れ、
しかもカムメーカーが倒産したので再入荷予定無し、、、
レーシングインター用ならあるとの事だったのですが、ロードで使うにはちょっと過激なプロフィールでどうしようか悩み困っていたところ、
英国のスペシャリストが自分用にストックしていた最後のロード用の新品セットを分けてくれました。
ありがたや。ありがたや。
そんなこんながあって新品カムがやっと入荷したので
これから組んで行くのですがインターのバルブタイミング測定組み付けは確認事項が多いのと調整幅が細かいので結構時間がかかります。。。。
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Mechanic 木谷
2015年02月21日(土)
以前ご紹介したダメージが大きかったベロセットKSSのクランクシャフトの加工が上がってきました。

元はこれ

今回はハードクロムにて処理しています。

こちらのカムシャフトも

この通り

座面はとりあえず面出しの為にハードクロム後、旋盤でさらいました。
ここからベアリングの位置出し、スペーサーの製作等が待っています。
それが終わったらやっとクランク組み立てです。
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2015年02月19日(木)

試乗中にフロントフォークが動かなくなると言うトラブルに見舞われてAJSのフォークを分解すると

ガッツリ錆で腐食していました。
押し引きしたり近所を流す分には非常にスムーズに動いていたのですが、
ハードブレーキングでかなり沈み込んだ時に丁度腐食で荒れている部分とトップブッシュが噛みこんだようです。

フォークの構成部品です。
マチレス、AJSのテレドロリックフォークは戦中から使われており、英国車の市販車の中ではかなり先進的です。
ロッドタイプのダンパーはコンベンショナルなタイプですが、
40年代から既にアルミ製のボトムスライダーが使われています。

樹脂製のオリジナルトップブッシュ。

この時代でリバウンドスプリングも装備されています。
いや~モダンですね。
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2015年02月15日(日)

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2015年02月14日(土)
岡山県からの整備ご依頼のヴェロセット。
フォークのオーバーホールを終え破損していたブレーキドラムを新品に交換。

仮組確認をしたのちに、新品スポークで組み立て芯出しをしようとパッケージを開封すると

同じスポークが80本。。。。

本来はこのように内掛け、外掛けで首の曲がり、長さが違います。
流石英国車、中々一筋縄ではいきません。。。。
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2015年02月11日(水)
修理中のベロセットベノムのギアボックスです。
ケースに12Rというクロスレシオを示す刻印があったので期待して開けてみると

12Rどころか12でもなく14のギアが入っていました。笑
通常12RギアボックスはTTレシオと呼ばれスラクストンやクラブマンモデルのレーシングスペックに使われ、
12はベノム、MSS、VIPERに使われるSTDクロスレシオ。(英国風に言えばクローズドレシオですね)
14はMAC等に使われていたワイドレシオです。
せっかくなので12番にするのも面白くないのでちょっと悪戯して
12と12Rの丁度中間を狙ってヴェロセットで本来無いレシオで組み立てることにしました。
計算してみると12Rほどローギアが高くなく良い感じに出来そうです。

スライディングドッグもナメナメで要交換です。

スライディングドッグ交換

レイシャフトの一番奥のギアは歯を2枚変更。
インプレッションはまた後日。
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2015年02月03日(火)
製作中だった当社オリジナルパーツが完成したのでオーバーホール中のエンジンに組み込んで行きます。

ノートンシングル用カムシャフトブッシュです。
似ていますが4つとも微妙に寸法、オイル穴位置等違います。


端面、内部のオイル溝もきちんと再現。

オリジナルとの比較

入替ましたがバッチリです。
ノートンはビッグメーカーですがツイン系と違ってワーキングシングル系のこういった
パーツの供給は良くないので製作しました。
お困りの方はお問い合わせください。
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Mechanic 木谷
2015年01月30日(金)
お預かりしていたVelocette MACのエンジンオーバーホール等がほぼ完了しました。

エキパイも今回交換したのでグッと精悍なルックスになりました。

後は試乗、微調整をもう少し重ねたら納車です。
ヴェロセットのオーバーホール承りますのでお気軽にお問い合わせください。
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Mechanic 木谷
2015年01月28日(水)

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2015年01月25日(日)
昨日ウェブサイトのSTOCKページに追加した1929 NEW IMPERIALのエンジン始動動画です。
動画ではうまく音が拾えていませんが、
実際は500cc & ツインポートのブルックランズカンの迫力ある音がします。
まだ路上では走っていませんがめちゃくちゃ楽しそうな車両です。
興味のある方はぜひお問い合わせください。
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2015年01月24日(土)
未掲載のままだった在庫車両をウェブサイトに掲載しました。
まだ制作途中、エンジンOH作業中の車両も含まれていますが、制作途中でもオーダー受付中です。
気になる車両がある場合はぜひお問い合わせください。
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2015年01月22日(木)
今日は久しぶりに海外で売りに出ているお勧めの車両を紹介しようと思います。

1934 VELOCETTE KSS MKⅠ350cc (OHC)
またまた出ましたMKⅠ
もちろん安くはありませんが素性も良いスペシャルなバイクです。

1936 VELOCETTE KSS MKⅡ 350cc (OHC)
お次はベロセット後期型OHCのKSSマークⅡ

1936 NORTON MODEL50 350cc (OHV)
ノートンと言えば500ccのイメージが強いのでただの500ccボアダウンと思われがちですが、
専用設計オープンフレーム、少し立ったキャスター角でクイックなハンドリングが魅力なバイクです。
似たようなルックスで排気量が2種類ある車種の場合、どうしても大きいほうに目が行きがちですが、
500㏄以上の大排気量車種に比べ350ccの方が、エンジンを高回転まで回して楽しめる点では楽しめる排気量でしょう。
当店ではこの辺りのバイクの整備実績も豊富にあります。
戦前のスペシャルなバイクが欲しい方はぜひお問い合わせください。
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2015年01月21日(水)
KSSmk2シリンダーヘッド第1次洗浄完了



かなり大変でしたが綺麗になりました。
ウェットブラストの方が早いし費用も頂きやすいのですが風合いを残すために手作業でゴシゴシしました。

カム、ロッカーアーム

KTTmk8カムであるK17/8が入っていました。
分解前に現状データ取りの為に色んな条件下でデータ取りをしたのですが、
どのカムのデータとも符合しませんでした。 何故だ?

カムシャフト表面、一見綺麗ですがグラインダーで手削りしたあとペーパーで仕上げた様な表面です。
ちょっと怪しいですね、これが原因でしょうか?
単体でデュレーション、オーバーラップ、ロブセンター等確認していきます。

ロッカーアームカム側フェイシングはお約束通り段付き摩耗しています。
これは別に耐久性が無いわけではなく、おそらく新車時からずっと使われてきた結果と思われます。
摩耗による力点の変化もバルブタイミングの数値に異常が見られた一因かもしれません。

バルブ側は良好

トップカムボックス
カムシャフト本体は結構摩耗が見られます。
数値にすればわずかですがヴェロのOHCはベアリングの位置によって
ベベルギアのバックラッシュを調整するので非常に重要です。
カムローブの嵌め合いは良かったですがハウジング側、ベアリング側共にガタガタユルユルでしたので直します。

カムボックス側の軸受部もかなり荒れ、かじりが有りますので要修正です。
なかなか直しがいがありますね。
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2015年01月17日(土)
先日のKSSmk2のボトムエンドを分解すると~

分解中嫌な予感がしていましたが

ちょっと(かなり)まずいことになっています。。

ケースを割る前にクランクシャフトエンドプレイを測定したところ、
結構大きい数値を示したのでまずいな~と思ったのです。
(本来はゼロです。理由はご来店頂いた時にお話しします)
クランクが左右に暴れてクランクシャフトとビッグエンドナットがケースに接触、
クランク側もベアリングの座面がズタズタ、ベアリングとシャフト間もユルユルで空転してしまっています。

ビッグエンドナットにクランクベアリングアウターレースが接触しています。

スモールエンドも手ではピンが入りません。

前回のオーバーホール時にわかっていたのかクランクシャフトに数か所ポンチ攻撃してあります。
ちょっと手ごわいですが頑張ってしっかり直します。
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2015年01月14日(水)
修理依頼のvelocette KSSmk2 現状確認の為分解します。

ただでさえKSS/MSSのヘビーウェイトフレームモデルはプライマリーケース周りのクリアランスがタイトですが、
数本のカバースクリューのネジが舐めていて閉まりも外れもしないと言う状態で、
プライマリーケースが分解できません。
急がば回れで今回は整備しないギアボックスと共にゴッソリ降ろします。

降りました。
プライヤー等駆使して何とかアウターケースを外してみるとインナーケースがグラグラ。
クラッチユニットを外してインナーケースを外すと


ギアボックス、ケース間のコルクガスケット入っていませんでした。。

ヴェロセットのエンジンの中でも1,2を争う抜き取りづらいシリンダーを抜き取ります。

ウエスで隠してありましたがベベルハウジングのスタッドが片方ありません。

やはり中で折れていました。

カム、バルブ、ロッカーアーム等取り外したシリンダーヘッド。
一見綺麗ですが、、

中々汚いです。

バルブシートはベタ当たり且つ虫食い。
インテーク側のほうがエキゾースト側よりポート内に付着したカーボンが多いです。
オイル下がりだけでなくキャブクリーナーが変質したカーボンぽいです。
できればスプレーしてエンジン掛ければあら不思議!系のキャブクリーナーは使わないでください。
キャブレター内通路は綺麗になるかもしれませんがポート、
燃焼室内にカーボン等が大量発生して分解洗浄費用を5倍くらい頂きたくなる大変な作業になりますので。。。
経過は次回また。
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