2015年01月21日(水)
Today’s Workshop
KSSmk2シリンダーヘッド第1次洗浄完了
かなり大変でしたが綺麗になりました。
ウェットブラストの方が早いし費用も頂きやすいのですが風合いを残すために手作業でゴシゴシしました。
カム、ロッカーアーム
KTTmk8カムであるK17/8が入っていました。
分解前に現状データ取りの為に色んな条件下でデータ取りをしたのですが、
どのカムのデータとも符合しませんでした。 何故だ?
カムシャフト表面、一見綺麗ですがグラインダーで手削りしたあとペーパーで仕上げた様な表面です。
ちょっと怪しいですね、これが原因でしょうか?
単体でデュレーション、オーバーラップ、ロブセンター等確認していきます。
ロッカーアームカム側フェイシングはお約束通り段付き摩耗しています。
これは別に耐久性が無いわけではなく、おそらく新車時からずっと使われてきた結果と思われます。
摩耗による力点の変化もバルブタイミングの数値に異常が見られた一因かもしれません。
バルブ側は良好
トップカムボックス
カムシャフト本体は結構摩耗が見られます。
数値にすればわずかですがヴェロのOHCはベアリングの位置によって
ベベルギアのバックラッシュを調整するので非常に重要です。
カムローブの嵌め合いは良かったですがハウジング側、ベアリング側共にガタガタユルユルでしたので直します。
カムボックス側の軸受部もかなり荒れ、かじりが有りますので要修正です。
なかなか直しがいがありますね。
ADDICT CLOTHES VINTAGE MOTORCYCLES